あらすじ
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うつ病治療の実態を正しく伝えた。遷延化・難治化の原因、再発の原因を詳しく解説。治療の基本と長期うつ病の治療例を具体的に伝えた。薬の効能と限界について詳しく述べた。今までのうつ病治療に柔軟性を付け加えた。治療例21例に逐次解説を加えながら治療過程を詳述。「うつ」の人間的意味を掘り下げた。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これまで多数読んだ、うつ病関連の本では、質量共にナンバー1である。この手の本としては、地道に版を重ねているのも頷ける。はっきり言って、名著である。
特に治療目標の考え方、そして、そこから導き出される解決のための様々な手法、プロセスの数々は、うつ病の長期化に注目してきた著者ならではだ。
「うつ病は必ず治る病気」と簡単に言い切る医者も信じられないが、治らないうつ病が多いことに半ばあきらめの気持ちを込めて、「うつ病は慢性疾患」と投げ出す医者にも疑問があった中、この本はまさに的確な「治療」を行う事例集であると言える。
患者としてもサポーターとしても、そして、治療者としても得ることが多い。
これは筆者が、精神科医であり、臨床心理士であることも大きいのだろうか。
Posted by ブクログ
被治療者であった自分に、苦しみの中に光を投じてくれた一冊。
治療者用に詳細に書かれているため、
どのように、この病気と向き合えば非常に参考になる一冊でした。
※被治療者、被治療者のご家族の方は、あくまで参考書として 読むことをおススメします。
自身が信頼できる主治医と適切な処方、被治療者の適切な治療姿勢(投薬と休息、その他カウンセリングなど)
でもって、時間をかけて、ゆっくり、焦らず、気長に付き合う→治る病気です。
病気は、治すものではなく、治るものだと痛感しています。
Posted by ブクログ
うつ病の様々な各ケースについて、一つ一つ丁寧に解説しており、大変わかりやすい。
私は治療者としてではなく、患者という立場でこの本を読んだが十分に参考となった。
以上