あらすじ
書くという行為には、謎がひそんでいる。
人はなぜ書くのか?
すごい文章はどうやって生まれるのか?
書かずには生きられない人々を追いかけてきたノンフィクション作家が、
探り、論じ、告白する、「執筆と人生」。
本書では、これまで私が書いてきた「書くこと」と「生きること」のかかわりをテーマにした文章を集めた。エッセイがあり、短い評伝があり、文庫解説や書評がある。
対象とした書き手はさまざまで、会うことのできた人もいれば、それが叶わなかった人もいるが、全員が「すごい文章」をこの世に遺した人だ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ノンフィクション作家の矜持。生きること書くこと。取材する行為は相手の人生を奪い取ることそして、筆者自身も自分をさらけ出すこと。書くという苦行。
過去に公表された書評、エッセイを取りまとめたものだが、筆者の信念というか一本太いスジが通っている。
作品を通して浮かび上がる人々の生の感情や人生。
本書に紹介される作家や筆者の作品にもっと触れてみたい。
Posted by ブクログ
あっさりしたタイトルと、新聞や週刊誌などに載ったものや文庫の解説などということで、割と軽めのエッセイなのかなーとちょっと思ってしまっていました。なんのなんの。
森崎和江の苦闘。吉野せいの壮絶。戦争、女性が書くということ、書くことの覚悟。
そう、「ひろしま」を見る時、それを着た女の子たちが見えてくるよね、そしてその不在を強く感じさせられるよね、と語り合いたくなる。第三章以降が特にズシリとこたえる。密度の高い文章だった。