あらすじ
名探偵・斑猫雪羽の遺児、斑猫キリカ。ミステリ作家志望の岩崎理人は、聴覚障害を抱えるキリカと怪しげな実験に参加するため孤島へと渡る。無視される懊悩、届かない無力さ。痛みを知らないひとに探偵は務まらない。巨匠エラリー・クイーンが生んだ聾の名探偵ドルリー・レーンに捧ぐ、本格愛に満ちた孤島ミステリ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
探偵役がハンディキャップを抱えたキャラにした王道の孤島ミステリというだけでなく、聴覚のハンデによる苦悩・それ故の推理の角度の違いが直に伝わるような熱量が凄まじい話だった
メインの推理は勿論だけど、ラストの展開でそう来たか…と目からウロコ
Posted by ブクログ
なるほどね
というか、めっちゃ良かった
デビュー作らしからね面白さと、耳が聞こえない探偵が孤島での殺人に挑む話しはいいし、その後に待ち受けるどんでん返しもいい。
正直、シリーズになってほしいけど…
ただ現代の本格の孤島ものはここまでしないといけないんだなあとは感じました
それこそ未館成の殺人とかいろいろあ下村さんの作品とか
正直、今年黒田研二の新作とこの作品主人公に感情移入するたちだからめためたに批判したくなるけど、この作品はミステリとしての面白さが自分には勝ちます
黒研は『硝子細工のマトリョーシカ』や他で似た仕掛けしてるけど、自分は最新作の仕掛けを明かされた瞬間嫌だった
3333冊
今年232冊目
Posted by ブクログ
聴覚障害を持つ探偵が出てくるが、障害が原因で起きる様々なトラブルなどの描写が興味深かった。
ミステリー作品として謎解きを楽しむだけでなく、「音が聞こえない世界」について様々な視点から考えさせられる読書体験になった。冗長さを感じられたところもあったが全編を通して、作者の熱量が伝わってきた。
ぜひまた、次回作でこの物語の続きを読みたいと強く思わせてくれる一冊だった。
Posted by ブクログ
孤島クローズドサークルもののミステリ。長かったけれど面白かった。
探偵役が聴覚障害者であり、それによる苦悩が真摯に描かれているところも良かった。
沙耶子の苛烈なまでの怒りや憎しみには共感するところも多いが、そもそも彼女が最も怒りを向けるべきは親では?と思うし、親を軽蔑しながら親金で腕時計買ったり旅行も行こうとしているところも「うーん……」となってしまった。