あらすじ
青森・岩手・宮城
海沿いの町に伝わる不思議な話
「東北の海には、視てはいけないモノがいる。だから、この本はとても怖い」
黒木あるじ
「土地と人が絡み合う、いま、ここを生きるおばけのランドスケープ」
蛙坂須美
東北地方の太平洋沿岸、無数の小さな半島と入り江が並ぶリアス式海岸で名高い三陸海岸沿いの町々で、地元の怪談作家が蒐集した怖くて不思議な話!
・訪れる宿泊客が体験した怪奇現象の数々「三陸宿譚」
・松島のとある橋に現れる家族の幽霊「君の名は」
・牡鹿コバルトラインを走行中に迷い込んだ恐ろしい異界「明け方のドライブ」
・南三陸町の離島に伝わる禁忌と恐ろしい祟り「葉一枚、石一つ」
・殺人事件が起きた事故物件で起きた悍ましい出来事「言い出せない」
・傷つける者に報いをもたらす大船渡の猫「ウエッ」
・釜石・遠野の境であらわれたこの世ならざる者たち「旧仙人峠の怪」
・彼岸の光景か、今わの際に見た大海原に浮かぶ不可思議な世界「寄港」
・怪異に水面へ引きずり込まれる山田町の海「二度あることは三度ある」
・怪が息づき禁忌の奇習が残る家の話「■■の■■家の『決まりごと』」
――ほか、著者と怪談との出遭いを追体験する「採話ノオト」も随所に収録。
透き通る三陸の海にはこの世ならざる者が蠢いている…。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
三陸海岸沿いの市町村はだいたい訪れたことがあるため、どこの市町村かわかるお話では、そこを訪れた時のことも思い出されて、懐かしみながら読むことができました。
今後、三陸海岸沿いをドライブ中、近くなってから「あ、ここ三陸怪談に載ってたスポットだ」と気づいたら怪異に遭遇しないかドキドキしそうですw
以下印象深かったお話の所感など…
・「君の名は」、「縄」は、怪異にもゾッとしますが、そのお話の主人公以外の登場人物の方も割と怖いのではw
・「忠告」はおそらく地元のお話と思われ、有名YouTuberも訪れたあのスポットを訪れると、ゆかりのある方に遠隔でそんなこともあるのか興味深い
Posted by ブクログ
宮城県人なので、自分の知っている場所が出てくるかなぁ?と思いながら購入!
三陸と言えば、豊富な海の幸と、絶景な観光スポット!
苦手な人も多いかとは思いますが、気仙沼のホヤと大船渡の海鼠が個人的にはおすすめです。
観光は、岩手県の浄土ヶ浜には、ぜひ一度は行って欲しいなぁと思います。
本書は、そんな三陸を舞台とし、海や、島などを取り扱った怖い話になっています。
作者の方は岩手県在住で地域で出てくる怖い話を収集しているようです。
個人的な白眉は『壁ドン』
次点は『君の名は』かなぁ・・・
個人的な話になりますが、本書を持って家族と旅行をして来ました。
場所は栃木県なので海が無いので本書は関係はありません・・・
予約アプリで段違いに安かったのでそのホテルを選びました。
しかし、共用部の清掃とメンテナンスが行き届いておらず、強いて言えば廃墟の手前といった感じのホテルでした・・・
本書を読み終えて大浴場に行くと、風呂の中央に置いてある謎の石像が人の頭に見えたり、暑いせいか開放されている窓とその先が真っ暗なのがより、一層不気味さを演出していました・・・
大浴場からの帰り、異様に遅いエレベーターが自分が押していない階に止まったり・・・
廊下の死角から浴衣姿の老婆が歩って来たり・・・
部屋のカーテンを開ければ窓から見える橋の上から何かが下の方に落ちて行ったり・・・
が本当に起こるんじゃないかと心配するぐらい雰囲気のあるホテルでした。
因みに、宿泊客は多いようで、朝方『元気な子供がいるんだなぁ』と思うぐらい壁がドンドンしてました。
怖いので、本当に子供が居たのかどうかは確認しておりません・・・