あらすじ
強烈な恋と青春の痛みを描く
最高純度の恋愛小説――。
ある出来事がきっかけで、生きる希望を失ってしまった幹太。朦朧と電車のホームの淵に立つと「死ぬ前に、私と付き合いません!」と必死な声が呼び止める。声の主は、幹太と同じ制服を着た見知らぬ美少女・季帆だった。その出会いからふたりの不思議な関係が始まって…。強引な彼女に流されるまま、幹太の生きる希望を取り戻す作戦を決行していく。幹太は真っ直ぐでどこか危うげな彼女に惹かれていくが…。しかし、季帆には強さの裏に隠された、ある悲しい秘密があった――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
めっちゃ面白かったですっ!! 人の心を揺さぶるのがうますぎます。「すっごい軽いNTR?」みたいな、失恋があるんですが、辛すぎでした。
主な登場人物は4人いるんですが、全員が全員、今までの過去を乗り越えていて、その人生観がすれ違うヒューマンドラマっぽさがすごい好きです。
物語の落とし方もうまく、物語の人間ではなく、汚い部分も曲げられない部分もある人間らしさがあるのも魅力だと思いました。
もちろん、キャラクターとしての部分も個性的でした!
Posted by ブクログ
主人公の季帆と自分が重なった
この作品の主人公でもある幹太と希帆。
読み始めた時、季帆の幹太に対する言動が一体どういうことを意味するのか全くと言っていいほど分からなく、読み進めていても、いまいちピンと来なくて。
そして、幹太と幼なじみでもある七海、そして、季帆の過去が徐々に解き明かされていくうちに、段々と幹太の考え方や七海の想い。そして、季帆の苦い過去。自分にはこれしかないと思っていたもの。それをすると周りが喜んでくれる。自分を凄いと言ってくれて、自分を頼りにしてくれる。
最初はそんな純粋な思いでやっていたことが、気付けばそれしか見えなくなって。気が付けば周りとの距離も離れていく。落胆したような表情に、周りの目線や言葉。自分の気持ち。
そこで描かれていた、季帆の感情がまさに過去の自分や今の自分と重なって、読んでいてとても胸が苦しかった。そんな思いを抱えたあの日に幹太と出会い……読み進めていくうちに思わず涙が零れそうになりました。
幹太、幼なじみの七海、季帆のそれぞれの過去や感情がとても繊細に描かれていて、読み進めていく手が止まらなかったです。
この作品と出会えて良かったです。
Posted by ブクログ
私が初めて買って読んだ本です。その頃私は小6でしたが読み終わったあと涙が止まりませんでした。1回読んだ後にもう1回読むと内容が凄く感じ取れました。小中学生でも気軽に読める本だと思いました!
Posted by ブクログ
【人生に絶望したとしても生きる事を投げ出さないで】
失恋がきっかけで自殺しようとする幹太を止めに入った季帆との劇的な出逢いを経て、再び生きる希望を取り戻す物語。
生きていると度々、生きる事に絶望を覚える場面に遭遇する。
幼馴染みの病弱な七海に献身的に尽くしている様で、それは独善的な行為だと知った幹太。
不器用にしか人を愛せない自分に絶望する幹太に、恋のリベンジの仕方を指南する季帆。
彼女のその真っ直ぐな純朴さに照らされ、もう一度恋をしたいと願う。
人生は痛みの連続だとしても傍にある優しさに救済される事もあるのだ。
Posted by ブクログ
恋愛小説を読むのは小学生以来だった(たぶん)。此見えこさんの本が気になっていたのと、表紙のイラストに惹かれて手に取った。真っ直ぐで、少し危なっかしくて不器用な季帆の性格が魅力的だった。また、幹太の「離れてほしくない」という独占的な感情が、七海の成長を願えるように次第に変化していく過程も印象的だった。後半の幹太と季帆の展開は少し早かったようにも感じたけど、それも含めて高校生らしくて青春だな〜と思った。青春を丸ごと詰め込んだような作品だったと思う。あとがきもすごく刺さって、読んだ後にじんわり余韻が残る作品だった。恋って、生きる原動力になるものなんだなと感じた。
Posted by ブクログ
とても読みやすく、最後まで感情移入して一気読みしました。インパクトのある冒頭から始まった物語。季帆と出会った幹太は、どんな結末を迎えるのか…引き込まれていきましたね。
“死”と向き合うそれぞれの気持ちや葛藤が丁寧かつ流れるように進む。よい意味での”青さ“が、青春をとっくに過ぎた大人の胸にも強く響きました。
それにしても季帆のキャラは独特だけれど印象的で良かったと思います。
Posted by ブクログ
【2025年3冊目】
タイトルと表紙に惹かれて手に取った1冊。
ラノベなんて高校生ぶり笑
幼なじみに素直な気持ちを伝えられないうちに相手に恋人ができて失恋をする主人公と
そんな主人公に真っ直ぐな想いをぶつける女の子のお話。
最初は女の子があまりにぶっ飛んでいて正直訳分からないなと思いましたが、
過去が少しずつ明かされて行くとともにいつの間にかそのキャラにのめり込んでる自分がいることに気が付きました。
怖いくらい素直で裏表の無い想いというのは時に人を救うものだと思い、そして、人にとってトラウマと同じくらい成功体験は影響を与えるということを感じ、自分にとって何をトラウマに感じ、何を成功体験として捉えているのか、自分自身過去を振り返るきっかけにもなりました。
Posted by ブクログ
些細なきっかけでこんなにも想ってくれる人と出逢えるなんてなかなかないだろうな…と感じさせてくれる作品だった。季帆ちゃんのキャラが強烈だったけど、一途なところに惹かれた。愛には、「死にたい」を「生きたい」に塗り替えるほどの力があるんだなぁと思った。
Posted by ブクログ
死にたいと思うほどの絶望感って、一体どのくらいポピュラーなものなのだろう。
もちろん、だから「軽い」と言いたいわけではなくて。
その最中に手を引っ張ってくれる人がいるかどうかで、全てが変わっていく、その感じが沢山の人に「共感」されるのだと思う。
Posted by ブクログ
ちょっとのきっかけでこんなにも想ってくれる人と出会えるなんて、なかなかないだろうなぁと思う作品でした
だいぶ強引な季帆ちゃんのキャラは強烈でした笑
Posted by ブクログ
明日も会いたいと思う人がいること、いっしょにいたいと思う人がいること。
それだけで「死にたい」を塗り替えるほどの「生きたい」が湧いてきてしまう。
死にたい気持ちがなくなるわけじゃない。
だけどそれ以上に生きたくて、死ねなくなる。
そんな抗えなくて迷惑なものが恋なんじゃないか。
初めてのあとがきからの抜粋です( ¨̮ )