【感想・ネタバレ】Astral Project 月の光 4巻のレビュー

あらすじ

姉の死、突然の体外離脱、謎のCD…。幽体となり翔ぶ、静謐で壮大な夜空のロマンと、リアルに浮き彫りになる現代の病理がからみ合い、鋭利なメッセージを突きつける、体外離脱ミステリー、完結!

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Posted by ブクログ

原作者のmarginal先生は、「迷走王ボーダー」等で有名な狩撫麻礼先生の別ペンネーム。
体外離脱を主軸とした、人間の魂と、精神の軍事利用みたいな…そんな感じの内容で、宇宙のシステム、一種の宗教論のような域まで裾野を広げている。
よく「大風呂敷を広げて回収できてない」とかいう感想を見るんだけど、私はこの巻数でこれだけ広大なテーマをやりながら、大切な部分はきちんと押さえられているから十分だと思うんだよね。
テーマは宇宙システムの謎解きでも、アメリカ軍部の行く末でもなくて、あくまで主人公や周囲の愛する人々が、どう心に折り合いをつけて、地上に戻ってくる(=地に足をつけて生きる)か。
それがきちんと完結されていて、とても良い作品だったと思います。

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2010年06月18日

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