あらすじ
【期間限定割引中!】「いま何時?」山本直樹、6年ぶりの完全新作。
ロングセラー『田舎』から6年、巨匠・山本直樹は今がいちばんエロティック。
捨てられる大量の本。入ってはいけない二階。ブラインドの向こうから、やつらの駆けてゆく足音と歓声が聞こえる。今日もブラインドのこちら側で、わたしは──。
画業40年を経てなお二次元エロス表現の最前線を切り開く、覚醒と静謐のピュア・エロティック・フェアリー・テール。
「マンガ・エロティクス・エフ」にて連載中の『山本直樹 最新作品集』で発表された作品群を収録するほか、単行本未収録レア短編「七時」(8P)も併録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
山本直樹、6年ぶりの完全新作。前作『田舎』にも通ずる、幼女体型の少女と大人がひたすら交わり続ける物語。しなやかで品のある細い線で描かれる女体は、以前にも増して洗練され、その筆致に思わず見惚れてしまった。山本作品の根底には、いつも閉塞感や切迫感、そして言葉にしがたい切なさが流れているように思う。本作もまた、エロティシズムを前面に押し出しながら、その奥底にはどうしようもない寂寥感が漂っている。ただ官能的な作品として読む人もいるだろうが、私はその寂寥感に満ちた独特の空気感に胸を打たれて仕方ないのだ。なお進化を続ける山本直樹が、この先どこへ向かうのか楽しみでならない。