あらすじ
ホラーの名手・梨が編む、異界にまつわるホラーアンソロジー。岡本綺堂など文豪の作品からインターネット上の怪異まで、14篇を収録
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Posted by ブクログ
梨さんが編んだ新旧日本人作家によるホラーアンソロジーです。
恥ずかしながら初めて読む作家が多く(川端康成とか谷崎潤一郎とか笑)、「この人こんな文章、作品書くんだ」という文芸ド初心者の気持ちで読ませてもらいました。
岡本綺堂の不思議な怪談「一本足の女」、幻想的でフェティシズムに溢れた川端康成「片腕」、迫真の神経症描写が見事な谷崎潤一郎「恐怖」といった文豪の古い作品も当然良かったのですが、現代を舞台にした鈴木光司「穴ぐら」はヒトコワと水、海の恐怖が交錯するクライマックスは圧巻だし、ネット発のIkr_4185「SCP-040-JP(ねこですよろしくおねがいします)」はモニター表示だから表現方法はバラエティ豊かでかつしっかり新しい恐怖を描いているな、と感心したりと、日本のホラー史を作品で確認しているようでとても良かったです。
泉鏡花「一寸怪」芥川龍之介「近頃の幽霊」廣田龍平「非人間的な文字列」といったその時々の怪談の考察エッセイ?も面白かったです。
ホラー好き上級の方だと物足りないかもですが初心者はもちろんの事、日本ホラーの道程を遡ってみたい方には適切なんじゃないかなと思いました。
Posted by ブクログ
朱雀門出先生目的で読んだ。「白い家」は期待通りの不思議な後味の怪異だった。家の幽霊、確かになと感心してしまった。
「恐怖」汽車に乗るとキチ○イになるという表現に笑った。自分も同じ病気だけどそんな風に思ったことはなかった(笑)昔からある症状なんだなぁ。原因も対処法もない時代、本当に苦労されたと思う。
文字化けの話しは途中までなるほど、と思って読んでたけど後半すごく難しかった。最近文字化けすることも無いし、十代の子達が見たらもっと怖いのかも。
ブックガイドとても助かる。積んでる本も何冊かあって読むのが楽しみ。
Posted by ブクログ
様々なジャンルの怪異を集めた作品。「ホラー」というより「怪異」がテーマなんだと思う。
「はじめに」では、順番通りに読む必要はない、全部読む必要もない、と言われたが、一応順番通りに通して読んだ。
「鏡」とか「穴ぐら」が、分かりやすくホラーとして読めた(少し時代が古いものも含まれていたので、現代に近いから読みやすかったのかもしれないが)。京極さんの「鬼情」は、過去に「鬼談」で読んだ事があって、今回取り上げられていた事も少し嬉しかったし、改めて再読し、やっぱり面白かった。
恐怖への考察的な文章もあり、斬新ではあったが、何となく分かったような、分からないような。インターネット系の異界は、あまり馴染めないと感じた。特に「非人間的な文字列」は、とても難解で、大学入試の国語の問題を見ているようだった(大学入試のような綿密な読解はせず、流し読みしました)。そうした作品を敢えてラインナップに加える事が、梨さんの主張、コダワリなんだと思った。
Posted by ブクログ
いろいろな時代のホラーが読めますが、個人的にはスッと理解しやすい話のほうが好みなのでちょっとわかりにくいと感じるものが多かったです。白い家と歌舞伎が好みでした。