【感想・ネタバレ】熱砂の王子の不機嫌な愛情のレビュー

矢城米花 / 陸裕千景子

国王の招請を受け、離宮の樹・リンデンを治療するため中東ザムファ王国へやってきた樹木医の冬真。ところが、治療初日から樹の持ち主である第二王子のサディードが愛人になれと人目もはばからず邪魔をするように。主に逆らえば治療は難しくなる――リンデンのため、冬真は自らの矜持と引き換えに一時の遊びであろうサディードの仕打ちに耐える。しかし気持ちまでは従属しないと毅然とふるまう冬真を、苛立ったサディードは離宮に軟禁してしまう。時も場所も選ばない王子の行為に、一片の愛情も見出せない冬真だったが――。

[ブクログ · ★★★☆☆]

陸裕さん目当てで購入。

書きたかったと言うシーンまでは、ぶっちゃけどこかで見た事あるんじゃね？ってくらい、アラブ物としてはワンパターンな展開で……正直、見飽きたかなって感じでした。
色々所々の詰めが甘くて、ツッコミ所満載でしたが……気にしなければ楽しめるかも。
二人の擦れ違いっぷりは、楽しかったです。
巻末のオマケがとっても素敵。

[ブクログ · ★★★☆☆]

愛情に飢えたわがままな砂漠の王子もの。
見初められた冬真はたまったものじゃないですね。ただ、王子のサディードもいろいろの過去の結果愛情に飢えているのだからしかたないかも。
結果幸せだからいいか。