あらすじ
生成AIを日常的に使うあなたへ
読後、世界が少しだけ怖くなる――
今世紀最恐の問題作!
『エレガンス』の石川智健がおくる、
至高のアクション×インテリジェンス
ミステリー
※電子版には特典として、
石川氏特別書下しの『ストーリーランド』
ショートストーリーを収録しています。
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ある日、ネット上に出現した正体不明の
生成AI「アニマ(anima)」。
開発者も運営者も、一切不明。
規制がかかっておらず、
”どんな質問にも”答えてくれる「アニマ」は
またたく間に広まり、心酔した人間たちは
前代未聞の凶行に踏み切る。
【 原発テロ 】
原発内に仕掛けられた爆弾が爆発すれば、
20キロ圏内の人間は即死。
東日本は壊滅し、日本の国土の半分以上が
居住不能となる。
人類史上例を見ない危機が、日本に迫っていた。
無規制のAIを流出した者とは誰なのか?
なんの目的で作られたのか?
未曽有の事態に陥った日本の行く末は?
あなたのスマホの中にある、生成AI。
それが語る言葉(ストーリー)は、
信用に値するものなのか?
その向こうに――
なにが“いる”のか、考えたことはあるか。
人類が滅びるとしたら、
核ではなく「AI」によって、かもしれない。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「エレガンス」で「このミス」8位にランクインした石川さんの最新作。
戦時中の連続不審死事件がテーマだった前作とはガラっと変わって、AIという最先端テーマを扱ったサスペンス。
ネットに突然現れ拡散された謎の生成AI「アニマ」を使った原発テロが計画・実行される。
原発に爆弾が仕掛けられ、東日本が壊滅の危機にさらされることに。
未曾有の事態に、国が極秘で開発を進めていた生成AI「エクスマキナ」の力を使って対処しようとするが…
後半にかけてどんどん緊迫感が増していき、夢中で読み進めてしまった。
10年前なら完全にSF作品だっただろうが、AI時代の今なら、「もしかして本当に起こりうるかも」というリアルさがある。
AIがどれだけ進化しても、AI自体に“善悪”を判断する力はなく、そこは人類の倫理観・良心に期待するしかないのだろう。
これまでの技術の兵器運用の歴史を見る限り、AIの技術発展についても、不安は拭えない。
悪意をもってAIを利用しようとする人は確実に出てくるだろう。
それでも、最終的には人類の善性・良心といったものを信じたい。信じてよいのでは。
本作を読み切ると、そんな風に思えた。