あらすじ
科学の専門家と一般の人をつなぐ-そんな試みが、いま世界中で行われている。だが、なぜ科学と向き合う必要があるのだろうか。そもそも、どうして科学はわかりにくいのか。"人間"と"科学"を改めて見つめ直すなかで、科学と、科学とともに歩むことの意味を考える。
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Posted by ブクログ
神保町をぶらぶら歩いていた時に手にした本。中をさらっと読んでなんて面白そうなんだ!と思い、購入して正解。
最初から最後までずっと知的好奇心がジワジワ満たされて最高だった〜丁寧に書かれた本だ。
中高の頃に1,2度ほど1部の読んだことがある覚えがあって驚いた。多分何かの試験とかで拝読したのだろうと思う。こうやって人生が巡り巡ってまた出会うんだ、嬉しいな。
本当に全文良かったのですが、特に
「大切なのは、科学は事実を扱うことはできますが、価値観の問題を扱うことはできないということです」
という一文に痺れた。そこをきちんと念押してくださる本って貴重なので。
教育と宗教がなぜ人々に染み付き、今尚広がっているのか。成功例として例示されており、なるほどと思った。この2つについて論じられている本も読みたいな。
最後に、同様の本や引用した本を記載してくださっており、次に読みたい本がたくさん増えた。このように文献をあげてくださっていると本当にありがたい!!
Posted by ブクログ
人間は進化の過程で集団で生きることを選択してきた。集団にとってプラスになることを考えることが自分の生存につながる。つまり「相手の心をわかりたい」。新しい刺激が入ってきたとき、脳内の「わかるための枠組み」に位置付けて分かろうとする私たち。その枠組みが世界観。枠組みは個人の経験によって違うから刺激に対する解釈も無数。世界観には日常的・歴史物語的・科学的・神話的いろいろ。教育では、いかにおもしろい世界観を提供して子どもたちに事実から何かを発見したり気づいたりかんがえたりを楽しんでもらうかだよね!
Posted by ブクログ
[日販MARCより]
そもそも人間は論理的ではなく、日本人の科学への関心は低い。ますます必要とされるのに、どうすればいいのか。科学と人間のあり方を根本から問い直す、新しい「科学コミュニケーション」論。
[BOOKデータベースより]
科学の専門家と一般の人をつなぐ—そんな試みが、いま世界中で行われている。だが、なぜ科学と向き合う必要があるのだろうか。そもそも、どうして科学はわかりにくいのか。“人間”と“科学”を改めて見つめ直すなかで、科学と、科学とともに歩むことの意味を考える。
第1章 科学コミュニケーションとは何か—情報伝達と共感・共有の違い;
第2章 物理学が難しい理由—人間の脳と思考の傾向;
第3章 アダムとイブの子孫としての私たち—進化による考え方の形成;
第4章 合理と神秘の間に揺れてきた歴史—科学という強力な道具;
第5章 科学への向き合い方—文と理の分裂の地域差;
第6章 第三の方法へ向けて—共感・共有のための可能性;
第7章 バベルの塔—人類と科学の責任