【感想・ネタバレ】認知症開花支援のレビュー

あらすじ

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介護・福祉の応援サイト『けあサポ』の人気ブログ「和田行男の婆さんとともに」から産まれた珠玉の贈り物。過去を再現するためでなく、今とこれからを生きることに生活史を活かすことが大事なのだ。最期まで「人として開花支援」をしていこう。

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Posted by ブクログ

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 2003年の『大逆転の痴呆ケア』、08年の『認知症になる僕たちへ』に続く、著者渾身の3作目です。07年の介護・福祉の応援サイト『けあサポ』の開設以来、アクセス数で常に上位に名を連ねる人気ブログ「婆さんとともに」をベースとし、今回はおよそ1年半の連載の中から、選りすぐりのエピソード57篇(書き下ろし含む)を収載しています。
 ブログの読者からは「いつ(次作が)出版されるのか」といった問い合わせをいただくことがありますが、お待たせしました! ようやくお目見えです。
 57の物語はいずれも読者の胸打つ作品ばかりですが、特におすすめは、本書のタイトルにもなっている「開花支援」。過去の生活歴ばかりに目をとらわれて、今とこれからを生きる姿を思い描けていないのではないだろうか、という著者の問いかけは、介護に携わるすべての専門職に胸に手を当てて振り返ってみてほしいものです。
 なお、本書に散りばめられた列車の写真は、著者が撮りだめてきたものから厳選しました。認知症と列車が結びつかない方は、どうか本書を手にとってください。きっと答えが書かれていることでしょう。
 職場の会議や研修会などで、毎回エピソードを一つずつ取り上げ、職員同士で話し合うなどの使い方も効果的です。
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装丁:日下充典
写真:和田行男
編集:平林敦史(中央法規出版)

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2012年06月22日

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