あらすじ
仕事、私生活、加齢、体調不良…
否応なく襲ってくる体の変化とままならなさ。女性の心と体、その選択と決定をめぐる 私たちの物語
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「ブルーチーズと瓶の蓋」
「教会のバーベルスクワット」
「保健室の白いカーテン」
「森林限界のあなた」
「コンバッチ!」
五話収録の短編集。
全話趣が異なりとても良かった。
女性達が抱える不安や孤独、痛み、自分と境遇は違えど、どの感情にも覚えがあり共感の連続だった。
人生のままならなさ。
生き辛さ。
その時々の瞬間を鮮やかに切り取って、時にリアルに時にドラマチックに落とし込む。
甲乙付け難いが特に印象に残ったのは哀しみの余韻が続く『教会のバーベルスクワット』『森林限界のあなた』。
R-18文学賞出身の作家さんの作品は心に刺さる。
Posted by ブクログ
結構しんどい決断を迫ってくる短編集。お気に入りは、不倫されて離婚した漫画家がブラジリアン柔術にハマる「コンバッチ!」。私も格闘技始めたくなった。環境変える時は運動した方が良いね。
Posted by ブクログ
女性の生き方を考えさせてくれる短編集。
「森林限界のあなた」「コンバッチ」が良かった。はじめの方の三篇はそういう出会いもあるか〜という程度の感想だったけれど、あとの2つの短編は芯のある女の強さが感じられた。
Posted by ブクログ
女性が主人公の短編集で、読みやすかったです。初めと最後の短編が、後味がよくて好きでした。
誰かにひたすらに憎しみを向けている間は、自分も幸せにはなれませんよね。夢中になれる何かは、大人にこそ必要なのかもしれません。
Posted by ブクログ
「ブルーチーズと瓶の蓋」
先回りしすぎてしまうけれど、求められていることは案外少ないのかもしれない。自分の好きなことを大事にして生きる。
「保健室のバーベルスクワット」
ジム通いしているからメニューがわかって面白かった。食事も変化して身体が求めているものを食べたくなるの同じ。
「保健室の白いカーテン」
頭痛薬って手放せない。運動の体力と生活の体力は別物。
Posted by ブクログ
夫の単身赴任に伴い、中学2年生の息子も夫について行き名古屋で暮らすことになり、突然の一人暮らしをすることになった上、パートとして働いていた社員食堂も閉鎖が決定してしまった母の話「ブルーチーズと瓶の蓋」。
この話が一番好き。
程よい距離感を掴んで、それぞれが自身にとって楽しいことを見つけて変わっていく前向きな話。
誰かのためにって自身を知らないうちに犠牲にしてしまっていて、そこから解放されていきながら、自分を犠牲にしない方法が分かってきて、しかもそれで周りとも円滑になるという話が、自身の経験に似ていて肯定されているようで好きという傾向は感じている。
この話が1編目なので期待して読んだけど、他の4編がどれもはまらなかった。R18文学賞受賞者の作者だからか性的描写が多めだった印象。
そういった描写がなかった最終話も、柔術の技が多く出てきてあまり情景をイメージできなかった。
Posted by ブクログ
この方、確か『女による女のためのR−18文学賞』出身の方ですよね。彩瀬まるさんなんかは同じ文学賞出身だけど、もっと幅広く自由な題材で書いておられてて、直木賞ノミネートに繋がったような印象です。蛭田さんももっと自由に書けばいいのに、と思う(←おこがましい)