【感想・ネタバレ】贋金王のレビュー

あらすじ

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一攫千金の夢に憂き身をやつし、日夜贋金づくりにいそしむ強者たち。貧しさに糊口をしのぐ者、官憲を欺き傲岸不遜に嗤う者……セーラー服の可憐な美少女から有名博物学者まで、だましだまされながらも「本物を超える芸術」に挑んだ錬金術師列伝。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本国内の事例に限られてはいるものの、古今東西の贋金に関連する事件や犯罪を撚り集めて一冊の本にしたもの。お札も硬貨も含めたあらゆる偽造が取り上げられているので、「偽札」ではなく「贋金」なのである。

読んでみると、よくもまぁ太古の昔から近現代に至るまで、これほどまでに贋金を作ってきた人たちがいたものだ。贋金を使ってもバレずに済んだり、あとから贋金だと分かったとしても、いったんは店の側が本物と疑わずに受け取ってしまった事例の多さにも驚く。

いわゆる雑学の類ではあるが、金というものがいかに昔から人心を惑わしてきたか、贋金作りという犯罪を防ぐために貨幣鋳造や紙幣印刷がいかに進歩してきたのか、というのを俯瞰するには面白い本。余裕のある時にダラダラ読むのが良い。

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2021年12月18日

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