【感想・ネタバレ】本当の勇気は「弱さ」を認めることのレビュー

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武器を捨てるということの意味

普段は目を向けないような、感情の深い部分に優しい口調で語りかけてくれ、とても心に響きます。
涙なしでは読めませんでした。
知らず知らずのうちに傷付かないように生きてしまっていたこと、それで得られるものは何もないこと、たとえ傷付いたとしても大切な人には丸腰でいたいと思えました。

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2022年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

チェック項目11箇所。欠乏感に対抗できるのは、豊かさではない、むしろ豊かさと欠乏はコインの裏と表だ、「足ることを知らない」欠乏感の対極にあるのは、充足感であり、、「偽りのない心」なのだ、偽りのない心の中心には、ヴァルネラビリティと自己肯定感がある、確実なものがなく、もろさをさらし、感情的リスクを負いながらも、私はこれでよいと思えることである。ヴァルネラビリティとは、「不確実性、リスク、生身をさらすことである」と、私は定義している。人生の大切な感情的側面を取り戻し、情熱と目的意識をふたたび燃え立たせたいのなら、傷つく可能性と向き合い、それにともなう感情を感じられるようになる必要がある。つらい境遇の人に寄り添おうとすることや、責任を引き受けようとすることや、三振の後にバッターボックスに向かうことは弱さの表れではない、そこには真実の響きがあり、勇気を感じさせる、真実や勇気は必ずしも心地よいものではないけれど、弱さとはまったく別物だ。私たちは他人がありのままの真実の姿をさらすことは歓迎するが、自分がそうすることは不安なのだ。信頼は生身をさらすことによって生まれ、時間をかけ、手間をかけ、気にかけ、関わることによって育っていく、信頼は大掛かりなことをやってみせることではなく、ビー玉を1個ずつ貯めていくようなものなのである。私たちは決して自分の力だけでは、生身をさらし勇気をもって歩みだすことはできない、最初の、そして最大の果敢なる挑戦とは、助けを求めることなのかもしれない。勇気ある挑戦をするには、傷つく可能性を受け入れなければならない、だが恥に怯え、人にどう思われるかを気に病んでいては、生身をさらせない。成功するまで何度でもやり直す、熱意ある粘り強い人、革新的で創造的な仕事をする人が、成長する人なのである。女性は、話を聞いてもらえない、認めてもらえないと思ったとき、恥を感じ、批判したり挑発したりする(「どうしていつも、ちゃんとできないの」「ちっとも、わかってくれないんだから」)、一方、男性は無能さを責められたと思うと、恥を感じ、自分の殻にこもるか(すると女性はますますつっついて挑発する)、キレて反撃する。子育てはこの上なく不確実なものなので、確実なものが欲しくなる、だから、ハウツー式の育児法がいかにも魅力的に見えてくるが、それは危険でもある。子どもの自己肯定感をはぐくみたいなら、子どもは家族に所属しており、それには何の条件も必要ないのだということを、しっかりと伝えなくてはならない、私たちは、自分にないものを子どもに与えることはできない。

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2014年07月18日

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