あらすじ
伏線完全回収の連作×警察組織ミステリー!
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Q県警の誰もが逃れられない、首席監察官・鏡真人とは何者だ?
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【推薦コメント】
繋がってからが真の闇。これが《連鎖式》警察ミステリの新定番だ!
──法月綸太郎氏
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見たいもの、信じたいこと、守るべきなにか。それぞれの正義が事実を少しずつ歪め、事件を解くべき者たちが、次々と事件に搦めとられてゆく。すべては首席監察官・鏡真人の描いたシナリオなのか──? 高密度の謎解きに、一筋縄ではいかない警察組織の論理と倫理が絡み、連作ミステリーとしての読み応えは抜群だ。短編ひとつひとつが高い完成度を誇っているうえ、新たな視点で各エピソードをみつめなおした最終話は圧巻。なにより、読み進めるほど虚像のように思えてくる鏡真人という人物の実体を知りたくて、本を閉じることができなかった
──櫻田智也氏
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【内容紹介】
Q県警内の不祥事を容赦なく暴き出し、市民からの信頼を劇的に回復させた異能の監察官・鏡真人。
〈県警の番人〉の異名を持つ彼に狙われた者は、絶対に逃れられない……。
定年前のハコ番巡査部長、所轄の生活安全課捜査員、刑事課の女性警部補、県警本部監察官警視、鏡の直属部下──五人の警察官視点で浮上する、〈県警の番人〉の正体とは。
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*本作は伏線上の意図により、必ず第一話から順にお読みください。
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[目次]
●第一話 組織の論理
定年目前の交番巡査部長の元へ、十年前に同僚が発砲した事件を想起させる手紙が送られてきた。
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●第二話 正義の味方
鏡の命で、週刊誌の取材を受けさせられた生活安全課捜査官。彼に思い当たるのは、一本の通報だった。
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●第三話 虚像の選択
鬱病で休職中の刑事課女性警部補が、痴漢容疑をかけられた同期警部補について再捜査を行う決意を。
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●第四話 人事の波紋
女性がストーカーに襲われたらしき事件。監察官警視が、所轄の事前対応状況を鏡に報告すると思わぬ答えが──。
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●第五話 番人の番人
鏡の直属部下である女性巡査部長は、彼の失脚を狙う。〈あの事件〉の真実を隠蔽させないために。
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眼前の“真実”は、必ず第五話でくつがえる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
規則違反や不正行為などを犯した警察官の聴取、捜査を行う監察官。その首席監察官として君臨する鏡真人は、不祥事の続発するQ県警の世間からの信頼を回復させた手腕もあり、「県警の番人」と評されている。だけど彼は相手によって態度を大きく変えたり、一部の人間からは不審を疑われる言動や行動を取ることもあった。彼の心の奥底にあるのは、いったいなんなのか――。
ネタバレはしないようには気を付けましたが、まだ読んでない方は先に作品を読んだほうがいいのではないか、と思います。
本書は無関係に見えた様々な出来事がリンクしながら、最後に浮かび上がる絵が心地の良い一冊です。相手によって態度を変える。まったく違った印象を与える。実際そういうひとは、他者から良い印象を持たれにくいものです。鏡もどこか信用の置けない人物として描かれていて、登場人物によっては明確に彼を嫌っています。でも真相が明らかになると、彼の真意を知ると、それまで抱いていた印象はひっくり返るのではないでしょうか。結末は決して分かりやすく白か黒で判断できるものではなく、灰色がかっています。でもそれは感情のある人間をつぶさに切り取ったからこその結末であり、灰色のその終わりに真摯な想いを感じました。
Posted by ブクログ
サイン本。不祥事が続き県民からの信頼を失ったQ県警を立て直した「県警の番人」鏡監察官とはいったいどんな人物なのか、その本当の姿とは。色んな警察官の目線で描かれる事件、事故を通して段々と掴めそうで掴めない。わかったようでわからないまま迎えた最終話、色んなものがどんどん繋がり、結果全部が鏡監察官の思いのままだった…?となる。都合が悪いことは隠蔽、隠蔽、また隠蔽。警察はこんなに闇が深いのかと恐ろしくなる。でも最終話で鏡監察官の本当の姿がちょっと見えたところで信じてみてもいいなかな、と思える。伏線回収はおみごと。
Posted by ブクログ
天祢涼さんの最新刊。
5編からなる連作短編集。天祢先生らしい作品で、面白かったです。このシリーズは続きがでそうな感じがします。ドラマ化してもいい作品だと思います。オススメです。
Posted by ブクログ
第1話から読むこと、と最初に念を押され、ドキドキしながら読み終えました。伏線が5話で回収されていくのが読みごえたえありました。
それまでのお話も飽きずに読み進められ、警察それぞれの正義のあり方があるのだと考えさせられました◎
帯の言葉などにめちゃめちゃどんなどんでん返しが?!とハードルをあげられてしまったので、ちょっとだけ物足りなさもありましたが、夢中になって読めたのでよかったです☺︎
Posted by ブクログ
県警内で起こる事件、不祥事などを鏡検察官が検察してゆくストーリー展開、骨太の警察ミステリー、不祥事や事件にはあんな事があったのかとうなる展開に読む手が止まらず一気読みでした。いまだかつてないひと味違った警察ミステリーに拍手喝采です。あなたもぜひ読んで衝撃を受けて下さい。