【感想・ネタバレ】ブリングリング こうして僕たちはハリウッドセレブから300万ドルを盗んだのレビュー

あらすじ

パリス・ヒルトンやリンジー・ローハン、オーランド・ブルームの豪邸を荒らしまくった犯人は、十代の若者たちだった――。ウェブで集めた情報を駆使し、あこがれのセレブの私物を好き放題に盗み出した彼らが、本当に欲しかったものとは何か。全米を騒然とさせた実際の事件を人気記者が鋭く描き出す。華やかなセレブカルチャーの裏側に迫り、若者たちのリアルを瑞々しく切りとったルポ。ソフィア・コッポラ監督作品原作

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Posted by ブクログ

2008年から2009年にかけて、18歳前後の若者たちがハリウッドセレブの家に次々と侵入、盗みを行った。彼らはなぜ盗みを働いたのだろう。なぜセレブばかりを狙ったのだろう。
主犯格とされる、ニックの証言を軸に、多くの関係者の取材も重ねてまとめられた一冊。ソフィアコッポラによる映画も公開予定。

あふれでる承認欲求と歪んだ憧れ、羨望。検事が陪審員に、シンプルに考えること…計画的か、実際に侵入したのか、何か盗もうとしていたか…を呼びかける。法の裁きとしてはそうあるべき。ただ、犯行を行った若者たちを単に責めるのではなく、ましてゴシップとして消費するのではなく、そこから何かを読み取ろうとする試みとして、素晴らしいノンフィクション。

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2013年11月26日

Posted by ブクログ

お金に不自由のない若者たちがセレブの家から服や宝石などを盗んだ事件。

場面や日付がコロコロと変わってしまうので事件や裁判の時系列は少し分かりにくいのですが、文章は(会話が多いこともあり)読みやすかったです。
若者の心理や社会情勢のことに対しても考察されていたのも良かったです。

犯人それぞれの証言やコメントには嘘っぽいものが多く、全てを正直に話していない印象があり、さらには彼らを弁護するはずの弁護士も依頼者を守るだけではない思惑がありそうな人でゲンナリするけれど、p390~のサリカ・キム検事の話す言葉は唯一まともな人に思えました。(著者以外で)

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2021年11月15日

Posted by ブクログ

映画を観る前にと思い読みました。ブリングリングのメンバーの証言や弁護士の話…興味深い点が多々ありましたね。この本が元になってどんな映画になったのか、観に行くのが楽しみです。

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2014年01月10日

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