【感想・ネタバレ】ハッピー山のレビュー

あらすじ

佐久間宣行・原宿 抱腹絶倒! イケてる奴らとキャンプで青春! のはずが、頭から山が生えてきて――珍怪奇天烈! 文藝賞受賞第一作。


「ゲラゲラ笑って狂った世界にダイブした
読んでる間、嫌なこと全部忘れてた
世界のおかしさを自分のおかしさで超えていく
松田いりのは確信犯だ」
――佐久間宣行

「疾風怒濤の遭難譚!
ハッピーを求め異界に消ゆ。
山って綺麗なままじゃ登れないんですね」
――原宿(オモコロ)

『ハイパーたいくつ』で各界に笑撃を与えた作家、今度の舞台は”キャンプ”!
大学1年生、5月。役者を夢見る大学生の〈わたし〉は、クラス1イケてる女子・沈美からキャンプに誘われ、イケてる奴らとイケてるキャンパスライフの幕開け……のはずが、レンタカーの予約を忘れ、BBQからハブかれ、犬に追われ、更には頭から山が生えてきて――爆笑必至の”珍怪予言文学”襲来!

全国書店員、爆笑&困惑

あまりにも面白いからページをめくる手が止まらないのはわかるが、可能な限り一人きりの部屋で読むことをおすすめしたい。
――山原和葉さん(三洋堂書店 桜井店)

年に一作は、“ワケわからんけどアホほど笑える小説”と出会う機会があるのだが今年は早くもこの『ハッピー山』が、その座に君臨した。
ただ読んでいるだけなのに、シラフのナチュラルハイテンションでパンイチ謎のオリジナル踊りをしているようなアゲアゲ気分にしてくれる
――齊藤一弥さん(紀伊國屋書店 仙台店)

ウケるんだけど、何か切実な悲しみが襲ってくる。
こんなキャンプ行っていいのか。行くことになってよかったか。でも行くべきだったと思える。
頭の中で心が唯一無二の創造力で突っ走る。奇才!
――山中真理さん(ジュンク堂書店 滋賀草津店)

高熱で寝込んだ時に見るサイケデリックな悪夢みたいな読書体験。
疾走感は抜群、狂気と意味不明さは今年トップクラス。
――小野聡史さん(福岡金文堂 姪浜南店)

新しい環境で巻き起こる人間関係に失敗は許されない。
笑えるのか、笑えないのか、なんだかもうサバイバル。
阿鼻叫喚の現場から見守る読者は気が気じゃないはず。
そこまで行っても、なんとかなるんじゃないかと最後まで私は彼女の味方でいたわよ。
――石坂華月さん(未来屋書店 大日店)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ハイパーたいくつの謎の中毒性につられ、今回もヤバいんだろうなと思いつつ購入してしまった。。
結果、ハイパーたいくつを超えてくる狂気。
かいけつゾロリと、でんじゃらすじーさんと、村田沙耶香あたりのエッセンスが入ってる気がする笑
声に出して笑う場面もめっちゃあった。
頭おかしいわ(褒めてる)

しかし、松田いりのさん…ヤ〇中でないと書けないような文章のオンパレード。静岡が産んだ狂気よ。笑

話は素っ頓狂だし、例のごとく一文がクソ長いのですが、なにが起きているかは理解できるのがすごい

最初ゲラゲラ笑いながら読んでたけど、最後の方はどこか切なく、沈美も絶対良い奴じゃん。。と思った

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

 「え? 何を読まされているのだろう?」
 まず、真っ先に思ったのは、佐伯に精神疾患が生じているのではないか、ということだった。半分ほど読んだところで我慢がならなくなり、ググってみたが、「そのような事実はありません」とシャットアウト。
 大学に入学したばかりの佐伯は、一軍としてキラキラな大学生活を謳歌しようという、したたかな気持ちで、リーダー格の沈美たちとキャンプに出かけただけなのに、どうしてこうなるのだろう?
 はじめは、車の予約を忘れた、時間に遅れた、くらいだった。それが、脱糞、逃走、窃盗、傷害、放火……。ズレた世界というよりは、現実から大きく逸脱した世界が、次々と繰り広げられる。
 半分まできたところで、逸脱したまま、やや落ち着きを見せたので、辛抱強く読み進めるも、ジェットコースターのごとく理解不能な世界へと突入し、もう、カオスだ。
 後半からは理解することをやめた。解釈もいらないと思った。こういうものなのだと、あるがままに受け入れることにした。
 辻褄の合わない世界、不条理な世界に彷徨い、整理しても整理しても頭の中が片付かない佐伯が、悲痛な叫びをあげている。だから、自分も読んでいて、こんなに苦しくなったのかなと思った。
 とはいえ、佐伯さんレベルともなると、私は絡め取られる可能性大なので、距離を置くが。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

どなたかの感想で、「高熱の時に見る夢」と表現されてたのが、まさにそうで。笑
キラキラ女子大生の話かと思ってたら様子がおかしくて、「えっ、下ネタ…?」と思ってるうちにどんどん予想外の展開に絡め取られていって、ラスト少し切なくなる、感情の忙しい物語だった。
面白くてイッキ読み!今晩は変な夢見そう〜。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ


まず表紙から漂う狂気にとてつもなく惹かれ、新刊の棚で手に取った時に「これは…」と思わず声が出た。
表面的なわからなさを圧倒的に上回るユーモア。読み進められずにはいられない何かとてつもない勢い。
現実と不条理の境界線の曖昧さ。
現実が少しずつ歪むことにより本当の違和感が浮かび上がってくるような感じ。
意味不明=ナンセンスでは決してない。シリアスとナンセンスの同居によって生まれるリリカル。
現代的なユーモアみ溢れるネオ純文学的な作品にとても惹かれる自分に改めて気付いた気がします。

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2026年07月29日

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