【感想・ネタバレ】海が天に届くときのレビュー

あらすじ

三麓美術大学の大学院で復顔(遺骨から生前の顔を復元する技術)を専門にする綾木遥花(あやぎはるか)は、復顔が社会の何の役に立つのかと悩む日々を送っていた。ある日、遥花はバイト先の科学博物館の理学博士・郷間俊樹(ごうまとしき)から呼び出される。有名私立大学の東京春天大学から郷間の元に、行方不明になっていたある教授の復顔の依頼が来ていた。『教員アンドロイド化計画』によってアンドロイドとなるその教授の顔の復元を、遥花は請け負うことになる。 東京春天大学広報課の星悠月(ほしゆづき)は、復顔を記録するために遥花のもとに通い始める。行方不明の教授の事情を知って倒れた悠月は、遥花との交流によって次第に己の過去に向き合い始める──。 悠月に隠された秘密と遥花の悩みが交錯する。これは、過去から未来へと時間を追い越す感動の物語。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

偉人のアンドロイド計画のプロジェクトという、驚かされた始まりでした。

そのプロジェクトで1943年の鳥取地震で行方不明になっていた人物の復顔を請け負った綾木遥花。そして2011年の東日本大震災で抱えた気持ちを持ち続けている記録係の星悠月。2人が復顔を通して得たものは、お互いが必要としているものでした。

復顔に意味があるのかを悩む遥花。亡くした家族への思いと、残った家族への思いの両方を抱えたままの悠月。お互いの思いが丁寧に書かれた作品でした。

そして気持ちに寄り添ってくれる人と時間が、少しずつ心を癒してくれることを教えてくれたやさしい作品でした。



0
2026年10月30日

Posted by ブクログ

遺骨から個人を特定するための復顔。小さな骨格から読み取って復顔していくこと、生活婚を読み取っていくこと、 そして顔を生み出していくことが繊細でていねいな仕事なんですね。ちょっと納棺師に似ているなと感じた。

0
2026年09月04日

Posted by ブクログ

初めて読んだ作家の本。
正直文章や台詞のやり取りが私には合わなくて目が滑るところが多かった。でも熊本の再度の地震が起こった今、読むと考えさせられる作品だと思った。

0
2026年08月04日

「小説」ランキング