あらすじ
人気料理家の女性がある日、外出先で突然死する。死因は心筋梗塞で事件性は低いが、被害者が著名であったことから、捜査一課と民間の研究機関C.E.L.L.(セル)が調査をすることに。セルには、家達ルイという風変わりな法中毒学者がいて――。身近にある「毒」を使用した事件を男女のバディが解決していく、予測不可能な毒物ミステリー! 創作大賞2025で唯一のW受賞を果たした著者の鮮烈デビュー作!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
見覚えのある毒関連のミステリーがあり非常に楽しめた。それにしてもただでは転ばない家達には感心される。続編がありそうな無さそうな、なくてもそれはそれでいい作品だった。
Posted by ブクログ
法医学者ではなく「法中毒学者」というミステリでは新機軸となりそうな分野をフォーカスしたミステリ作品で、こういう切り口もあるのかと大変興味深く読ませて頂きました。ただ第4話のトリックについてだけはファンタジーだなと思うのです。化学的視点で考えると、生体内でその位置をエピメリ化させるのは酵素的にも困難です、というツッコミは職業病的なものなので、物語としてはヒューマンドラマ的な展開もあって、とても楽しめました。続編があれば嬉しい限りです。
Posted by ブクログ
「法中毒学者」という、聞きなれない肩書きを持つ家達ルイが主人公。要するに、毒のスペシャリスト。民間の研究機関「C.E.L.L(セル)」の一員で、捜査一課の若きエリート、九条隼人とバディを組み、毒の絡んだ事件の真相を追う。
ルイの、一見横柄な性格が好きになれず、セルの他の仲間もクセがあり過ぎて、なんとなく没入できないまま読み進めた。ミステリーとしては、まあまあ面白い。そんな感じが、お!いいじゃん!と思い始めたのは、事態が動き出す後半戦。
ルイの亡き父親、鍊三は、有名な柔道家でオリンピックの金メダリストだった。その父親は、ルイが幼い頃に心筋梗塞で急死していた。実は、鍊三は自分は知らずにドーピングさせられていたのでは…という疑いを持ったのが、ルイの上司である法医学者の曽田、当時は一介の刑事だった、今では警視総監に出世した九条の父親、捜査一課に留まり続けた榊の3人だった。曽田は鍊三の司法解剖をしており、より詳しい検査を求めたものの、上からのストップがかかり、断念していた。
3人は気が熟するのを待ち、ルイと隼人を得て、ついに巨悪に挑む。←この辺、すっごいワクワク!その巨悪とは、隼人の婚約者である真由佳の実家、一橋グループだった。鍊三は、薬の実験台にされていた。この事実はちょっと気の毒で…。
それでも、鍊三の死の真相を知ろうとするルイは敵の本拠地に1人で突撃して、危うく殺されそうになる。そこで、鍊三直伝の巴投げ!なんとなく、巴投げ来そうな気がしてたので、よしっ!ってなった。あまり好きじゃなかったルイを、いつの間にかかなり好きになってた。
セルの他のメンバーも、クセがあるのはまあ、そうなんだけど、読んでるうちに、ルイと同じく印象が良くなってる。隼人とルイの上司たちが、ちゃんと味方だったのもホッとした。途中、わりと不穏な描写あったから…。
それにしても、真相究明のために警視総監まで上り詰めた隼人の父親はすごいけど、真由香との婚約を勧めたのは、一橋グループとつながりを持つためとは言え、さすがにそこまでする?とは思った。隼人がちょっとかわいそう。
続編あるかなー?セルの他のメンバーも、もっと深掘りしてほしい。
Posted by ブクログ
毒殺。亡くなった人の体の中にある毒を見つける専門家。「万物は毒であり、用量のみがそれを薬とする」色々なところに毒は転がっているんだなって思った。それをどう摂取するか。医療現場にある薬も救うための薬でもあれば、見方を変えれば毒にもなる薬。
1番の毒は薬でも食べ物でもなくて、人間そのものなんだと理解した作品。
Posted by ブクログ
毒物専門の法医学者と刑事を主役としたミステリ。4つの短編で構成されており、トリックとしてはそこまで目新しいものはない。
ただ、筆致が軽いからか、読みやすい作品だった。note主催の新人賞受賞作品という出自もさもありなんという気がした。
Posted by ブクログ
好きな感じ
読みやすくさくさく読める
読んでると頭の中で映像化されてどんどん話がすすんでいって楽しい
キャラクターが魅力的でもっと他のキャラクターも掘ってほしいので続きを読みたい!
この一冊だけじゃもったいない!
Posted by ブクログ
キャラが全員たってて面白かった。
角ちゃんや檜山も個性的なので、その2人の活躍も今後見れたらいいな。九条の融通の効かなさやルイの奔放さも良かったけど。
あの3人が黒幕かと思ってたけど、そうではなかったのが良かった。