【感想・ネタバレ】とらドラ9!のレビュー

本作はタイトルにある「とら×ドラ」のお話です。
これは「虎×竜」を意味しています。
ただし、本物の虎と竜が戦うようなバトルものではありません。
甘酸っぱい学園青春ラブコメディです。ええ、甘酸っぱいです。
高校生の恋愛のあるある、人として当たり前のように抱えそうな葛藤、読んでいて思わず「うんうんあるある...」となってしまう。
それ故に物語に引き込まれます。
恋愛の難しさだけでなく、人と付き合うことの難しさ、しかし難しいがゆえの楽しさというものを本作から学ぶことができると思います。
今恋愛してる、あるいは周囲に恋愛している・悩んでいる友達がいるという紳士淑女の皆様、騙されたと思って本作を手に取ってみてください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いよいよ佳境、起承転結の結らしい展開の、バレンタインまでの9巻。
大河ちゃんの本当の気持ちを知った竜児くんはどう動く?
自分が想いを語ってしまったことを知らない大河ちゃんは、というところで、なかなか苦しい展開が続く。
そしてついにみのりんの、亜美ちゃんの、それぞれの想いが明かされることになるんだけども。

みのりんは本当に、本当にかっこよくて強くていい子なんだぁと。みのりんと竜児くんの想いは繋がらなかったけど(これはみのりんが大河ちゃんのことを大好きすぎて、竜児くんとくっつけなかったんだろうと想像はつく)大河ちゃんを挟んで、揺るぎない友達関係を構築できた時点で、2人の関係はある意味ハッピーエンドなのかもしれないと思った。

亜美ちゃんに関しては・・・自分がおせっかいをしたから皆が上手くいかなくなった、本当はみのりんとも仲直りしたい、タイガーともみんなとも友達で居たい、と泣く亜美ちゃんがかわいそうでなぁ。
中盤での何を考えてるか分からない亜美ちゃんの行動原理がこれだったのかあとやっと腑に落ちた。
恋愛という舞台には上がらなかった印象だけど、亜美ちゃんってほんと魅力的だなぁ。性悪チワワだけど、その実おせっかいで皆を放って置けない、そんな亜美ちゃんが好きだなぁとしみじみ思ったのでした。

そしてバレンタイン、大河ちゃんの気持ちを暴露したのはみのりんで、ここから怒涛のラストへ!この後10巻も一気読みしました(笑)。

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2012年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大河のことを意識しだす竜児、孤立していく亜美の心境、進路を巡って高須家親子の軋轢などなどがバレンタインに向けて収束していく。亜美の本心が垣間見えた場面と校内追っかけっこの場面がよかった

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2012年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついにとらドラ互いの気持ちが向き合いましたね。
1、2巻あたりはバリバリのコメディでしたが、気づけばしっかり青春恋愛群像劇に昇華していて。読みごたえたっぷりで、ありきたりですが甘酸っぱくもほろ苦い世界に引き込まれました。
こちらの方が先発ですが、物語のテンションの推移が俺ガイルと少しにているかも?かるーいラブコメと見せかけておいて、徐々に登場人物みんなに感情移入させられてしまう。
竜児、大河、亜美、北村、実乃梨、みんな未熟で、悩んで、迷って、それでも決めなくてはいけなくて、選ばなくてはならなくて。
次巻、最終巻でみんながどのように居場所をみつけるのか。しっかり見届けたいと思います。

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2016年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大河の本当の気持ちを知ってしまった竜児。
健康優良高校生男児が、いくらエキセントリックとはいえ美少女に恋を告白されて意識しない訳がありません。ましてや、相手が成り行きとはいえ夕食を一緒に食べるのが当たり前になっていた相手であれば、いわんやをや。
しかし、亜美の荒療治がようやく効果を現しましたね。
れだけ時間がかかったのは、亜美がその分だけ大人の視点で見ることができていたからか。精神的成長が早い分、亜美が損な役回りなのが不憫でなりません。

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2013年03月01日

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