本作はタイトルにある「とら×ドラ」のお話です。
これは「虎×竜」を意味しています。
ただし、本物の虎と竜が戦うようなバトルものではありません。
甘酸っぱい学園青春ラブコメディです。ええ、甘酸っぱいです。
高校生の恋愛のあるある、人として当たり前のように抱えそうな葛藤、読んでいて思わず「うんうんあるある...」となってしまう。
それ故に物語に引き込まれます。
恋愛の難しさだけでなく、人と付き合うことの難しさ、しかし難しいがゆえの楽しさというものを本作から学ぶことができると思います。
今恋愛してる、あるいは周囲に恋愛している・悩んでいる友達がいるという紳士淑女の皆様、騙されたと思って本作を手に取ってみてください。
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Posted by ブクログ
閑話休題的な6巻は実は前フリだった・・・という。
起承転結でいうといよいよ転に来て、盛り上がってきたクリスマス編の7巻。クリスマスを迎えてよいこモードの大河ちゃんと、みのりんへの恋に盛り上がる竜児くん。
前半~中盤のクリスマス準備のワクワク感は異常ですが、それだけに、クリスマスツリーが倒れた辺りからの展開はドキドキものでした。
なにこの絶望感・・・なにこのブラッククリスマス。
とはいえ、ひとりぼっちの大河ちゃんを放っておけない竜児くんのクマサンタのくだりなんかは泣けて、大河ちゃんの自覚がついに来たところはきゅんと来ました。はあ・・・。
『竜児がいなければ、恋もできない』って。すごいな。
(ホントは引用したいくらいだけど、清清しいほどのネタバレなのでここに記録しておきます)
そこをみのりんが見てるとかなんだよ・・・それなんだよ・・・。
そして亜美ちゃんがどんどんいいキャラになってる件。
Posted by ブクログ
クリスマス。学校あげてのクリスマスイブパーティ。良い子の大河。一人きりだった彼女だが、竜児の存在でようやく気付く本当の気持ちに気付く。それを知ってみのりは自分の覚悟の弱さを確信する。涙なしには読めない巻。
Posted by ブクログ
とうとう大河サイドは転換を迎えましたね。
竜児はあいかわらずのもにょもにょっぷり。
楽しいはずのクリスマスが散々な結果に終わって、読んでいるこっちまで残念感でいっぱいになりました。
そして気になるのは川嶋。
「他人に期待しすぎ」という彼女こそ、だれより期待をもって友人たちの動きに一喜一憂しているのでは……