あらすじ
「ヒロくん! いまはさ、別れ話をしてる最中だよねえ!」ここは手作りソーセージが人気の中華式洋食店〈大熊猫亭〉。ランチデート中に、外で警報が鳴り響く。「凶暴な人喰いパンダが街を徘徊中。外出しないでください!」籠城中の店内で、今度は腹を引き裂かれた惨殺死体が発見された。犯人はパンダか、それとも――!? 予測不能の大どんでん返しが炸裂する、驚愕の本格ミステリ。
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Posted by ブクログ
大熊猫亭で美味しい料理を食べていたヒロくんとミイちゃん。別れ話がおわり友達と下彼女になったところ外では人喰いパンダ出現のアラートが鳴る。
しばらくして籠城した店内の2階で大きな音がして、中から腹を抉られ絶命した死体が。その後別の男が外で死体となり、店員がシャンデリアの下敷きになり死んだ。
人喰いパンダと人を襲いたくないパンダの歴史、パンダ愛の話が途中で入れ込まれており、もしやこのパンダが…
と思ってたら店員と人と共存を目指したパンダがこう繋がってくるのかとふむふむ。
フェイさんの愛の形と裏切られた強い憎しみにの話に感動です。
Posted by ブクログ
人喰いパンダ襲来で、中華式洋食店に閉じ込められた10人。そんな中で惨殺死体が発見される。これはパンダの仕業なのか?ズレた主人公とそれをあしらう元彼女がとにかく良い。II-4のトリックはインパクトあるし、ロマンスも!アノ犯人にはヤラれた!
表紙の山本さん、サイコー!!?
Posted by ブクログ
トンデモ世界観のクローズドサークルミステリ
人喰いパンダによる人的被害が常態化した日本。警報級の人喰いパンダの大量出現によって主人公たちはレストランから出られなくなってしまい、そこで死体が発見される。
人喰いパンダってなんだよ、と思わざるを得ないが、幕間で人喰いパンダの物語が昔話のように語られるため、彼らの存在には奥行きが感じられて興味深い。
探偵役となる主人公はマイペースで理屈屋で空気が読めない。周囲を気にせずに自分の好きなことを語りだしたり、自分の意見に合わない相手を理詰めで論破したり。そんなんだから恋人に振られるんだ。
そうやって周囲を苛立たせる様子は読んでいて愉快だけど、自分も気をつけよう……と反面教師にも感じられた。
でも彼のおかげで、トンデモ世界観なのに推理のロジックはしっかりとしている。
そして、事件はとんでもない事態を迎える。次々と待ち受ける衝撃的な展開に夢中になる一作だった。