【感想・ネタバレ】拉致 封印された真実(上)のレビュー

あらすじ

なぜ拉致問題はこれほどまでに進展しないのか?

29年に及ぶ国内外への綿密な取材と20年以上眠っていた極秘資料を含む未公開情報を駆使して明らかにされる「拉致」の真相。
拉致取材の到達点をここに!

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推薦

磯﨑敦仁(慶応義塾大学教授)

私たちは拉致問題を“知っているつもり”だった。膨大な事実を丹念に積み重ね、感情論を超えて構造的に描き出した決定版。

川人 博(弁護士、特定失踪者問題調査会常務理事、北朝鮮による拉致・人権問題にとりくむ法律家の会幹事)

拉致を防げなかったのは何故か? いまなお被害者を救出できないのは何故か? 綿密な取材と非公開・極秘資料により、警察・政治家の無為無策の歴史を解明し、被害者を救うために政府がいま何をすべきかを提起する渾身の力作

私の前には、これまで表に出ることのなかった数々の未公開資料が並んでいる。製本された分厚い捜査資料、外務省幹部による手書きのA4一枚の紙、拉致被害者家族の直筆の手紙、そして門外不出の音声テープなど、どれも“マル秘”扱いのものばかりだ。

その中に、北朝鮮との交渉で日本側の“切り札”となった極秘資料がある。数十枚のコピーには「極秘」の文字が印字されている。政府の秘密文書は、「極秘(限定配付)」、「極秘」、「秘」、「取り扱い注意」の四段階にランク付けされており、これは上から二番目の、極めて厳重な機密レベルにあたる。

(中略)

本書では、数々の極秘資料を含む入手可能な限りの未公開情報と、一九九七年以来の独自取材で得たスクープ情報を用いて、「拉致取材の到達点」を示したつもりである。どうすれば拉致問題を解決していけるのか。そのヒントをこの本から見つけ出し、私たちとともに考えていただければ幸いである。(「はじめに」より)

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