【感想・ネタバレ】米ドル札の消滅 それでも金の上昇は続くのレビュー

あらすじ

第2のドル・ショックが迫る!

アメリカは、ドル紙幣を暗号通貨に切り換えて国家借金を踏み倒すつもりだ。

2026年1月29日に金はついに3万円(1グラム)を突破。同時に銀も650円まで急騰した。その後、イラン戦争が始まり、「有事の金」で上昇するはずが、金とともに銀の価格も軟化した。その背景には湾岸アラブ諸国の金売りがあった。さらに銀下落は、空売りで巨額損失を出しそうになった米大銀行の損失隠しが原因だ。
イスラエルに引きずられてトランプが始めたイラン戦争は、世界の金融市場を大混乱に陥れた。しかし、イラン戦争はもうトランプの負けだ。これ以上トランプにできることはない。トランプのTACO(トランプ・オルウェイズ・チキンズ・アウト)を世界は見抜いてしまった。
アメリカ政府の積もり積もった巨大債務は、公表されているものだけで38兆ドルだ。利払い費だけで1兆ドルを超える。アメリカはもう、この巨額の国家債務に耐えられない。だから暗号資産である「イーサリアム」と「テザー」をトークン化して米ドル札を消滅させようとしている。ステイブル・コインを暗号通貨として流通させることで、アメリカ政府は巨額借金を踏み倒すつもりなのだ。
人類は、バブルによって繁栄し、バブル崩壊のあと戦争という「繁栄と戦争の循環」を繰り返す。だから、金と銀はさらに上昇する。この大きな歴史の法則から世界を俯瞰しつつ、最新のAIバブルを含む金融情勢とその背後にある政治動向を読み破る。

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Posted by ブクログ

副島氏による最新本(26.6.29現在)です、今年初めに金や銀の価格が最高値をつけてから、値下がりが起きる場面が多く、その説明をして欲しくて彼の本を待っていました。しっかり本の中で解説してくださっていて、安心しました。

今こそ買い時(特に、銀貨:2026.6.29では1枚11500円程度)であることが理解できました。世界中のショップでは、金貨や銀貨が買えなくなっている状態になっているようです、日本はある意味で特殊な(非常に恵まれている)環境にあるようです、この状態がいつまで続くかわかりませんが、今のうちに購入しておくのも良いなと思いました。

また、今まで副島氏は現物を買うのであれば、福岡県博多市NIある「野口コイン」のみを紹介していましたが、この本から、それに加えて「新神戸にあるコインパレス」も紹介していました、新神戸は帰郷時に新幹線で使う駅なので、機会があれば訪問したく思いました。

以下は気になったポイントです。

・アメリカが導入を予定している暗号通貨は 現在の米ドルの100ドル札にとって変わろうとしている、ここで大事なことは この暗号通貨は 中央銀行や政府が発行するのではなく、 民間企業が発行体となって発行するものでそれを法律が通貨として保証する。 この動きに日本も引きずられている、日本でもやがて1万円札が使われなくなる(P4)それは3年後である(P65)

・銀の今の値段である1g 500円(= 1oz 80ドル台)というのは依然として 安すぎる、 だから今の10倍の1g 5000円になるであろう。 金貨と銀貨 にこのことを 置き換えると、金貨は現在 90万円が倍の 180万円ぐらいになる、 銀貨は現在 1万6000円が10倍の16万円になる。 ただし これが起きるのは数年かかる (P19)

・ 金 価格が 今年の2月から下落した原因は。中東の湾岸諸国がその時にドルの現金を決済用として必要としたので、 急いで保有する金を売ったから のようである(P42)

・金銀 比価 はずっと15対1であった、金は 銀の必ず15倍の値段であった。古代ギリシア、 古代ローマ エジプトでも、16世紀のヨーロッパでも これが通用した。 現在の金銀 比価で言うと 銀の値段は 今の5倍の値段になるべきである、 金が今の2倍の1オンス 1万ドルの目標に到達した場合、銀 価格は1オンス 60070ドルで1g 4000円になって当然である、 従って 現在の銀 価格の10倍の値段になる(P50)

・筆者のアドバイスとしては 銀貨を買うべきである、 ネットで「野口コイン」か「コインパレス」で買うべきである (P54)

・いったん 銀の世界的な供給不足が地上で露呈したら、銀の価格は急激に上昇していくだろう。 目標としては1オンス 670ドルで現在の10倍の値段である。大きな背景には 各種の産業用にどうしても銀が必要だからである。 ソーラーパネル・ 電気自動車や 半導体の熱伝導体に銀は不可欠である。 そして現在の地球上の銀の在庫の8割は中国によって占有されている(P61)

・ 100ドル札がなくなる時、 それに 連動して日本の1万円札もなくなる。この時にドルは1/10に 切り下がる これを「 ラウンド・ダウン」という。今の1ドル 150円は、1ドル 15円になる。日本の円の価値は10倍に切り上がる。この時日本が長年持っている 巨額の米国債が1/10の価値になって 実質 紙切れになる(P98)

・トランプは今のドルと米国債によるボロボロの金融体制を作り替えるために急いで イーサリアムをステープルコインの公式に乗せて「 資産のトークン化」を決断し 実行している。 これは「迫り来る ドル崩壊を防ぐためのデジタル通貨 化」である(P111) アメリカは これまでの 巨額の隠された国家 借金を踏み倒して新しいトークン 型のデジタル通貨を作る(P114)

・イーサリアムはビットコインと違って、 担保・ 保証・ 実物資産の裏付け資産がある。 テザー社は預かり資産を1350億ドル= 20兆円持っている。 これらは 米国債と金で保有し運用もしている(P113)

・ 2026年 5月 トランプは北京に行って 習近平と会談した、2人が本当に真剣に話したのは「台湾をいくらで アメリカが中国に売るか」である。 アメリカが中国に対して持っている真実の米国債の残高は20兆ドル= 3000兆円ある、アメリカはそれを返済できない 返済する気もないので、総額のうちの半分をチャラにするために中国に台湾をアメリカが平和的に売り渡すという話である。 そして アメリカは自国の防衛線を「グアム・ハワイの領土 領海」まで(=第2列島線) 引き下げる(P147)

・アメリカ政府の累積財政赤字は38兆ドル= 6000兆円である、 これは どうしようもなく 表面に出ている借金である、 その利息分だけで1兆ドル ある つまり 160兆円を毎年返さなくてはいけないが返せない。 だから仕方なくそれを毎年元本に積み増している(P152) しかし 真実の米国の累積の財政赤字(50州と40の大都市分を含む)はこんな生易しいものではない、その10倍の308兆ドル= 6 京円である(P154)

・ NISA を買ってはいけない やがて大損をさせられるであろう、 現在日本国民の1000万人ぐらいが NISA を買っているが、あれは普通の株買い ではない。 アメリカの投資信託を買わされている(P155)

・2026年 2月2日 トランプ大統領が「国家安全保障に関わる戦略 鉱物」として レアアース類を発表した時にここに「 銀(=銅や鉛と一緒に採れる)」を加えた、 そして これらを計画的に 国家備蓄を始めるとトランプが点検し 大統領令に署名した、 これ以来 南米のペルーとメキシコが売り惜しみを始めている(P240)

・アメリカの国家 造幣局は1月17日に「 銀貨は1枚173ドル(COMEX価格は75ドル)でなければ 販売できない」と発表した、日本にはそれがニュースとなって伝わらない。私たち日本人は世界で何が起きているのか知らなければならない(P242,252)

2026年6月28日読破
2026年6月29日作成

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2026年06月29日

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