あらすじ
体躯堂々たるトロイアー戦争の英雄アイアースは,アキレウスの遺品をめぐる審判にてオデュッセウスに敗れ,逆上して僚友の殺害を企てる.だが女神アテーナーの差し金で,大将たちと見誤って家畜を皆殺しにしてしまい,恥辱のあまり自死を選ぶ――.アテーナイの民衆に愛された廉潔の武人の最期を描き,満腔の哀惜を注ぐ一篇.
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Posted by ブクログ
アキレウスの遺品を巡る審判にてオデュッセウスに敗れ、逆上し僚友の殺害を企てたアイアース。しかし女神アテナの差し金で家畜を大将たちと見誤り、皆殺しにし恥辱のあまり自死を選ぶ。アイアースの埋葬を巡り対立するアガメムノンと遺族。
トロヤ戦争の英雄アイアースの悲劇。昔、ギリシア悲劇を読み始めたときには色々探したな〜。最近は岩波文庫が色々出してくれて嬉しいな。
Posted by ブクログ
イリアス、オデュッセイアの間の空白を補完できた気がいたします。
訳者解説がとても分かりやすかったです。
以下好きなセリフ
80行あたりの
アテナ様「はて、敵を嘲ることは、このうえない喜びではないのか。」
1120行あたりの
メネラーオス「いやはや弓兵にしては、大した気位ではないか。」
580行あたりの
アイアース「切断を要する傷に向かってくどくどしい呪いを唱えるのは、すぐれた医者のすることではない。」
550行あたりの
アイアース「たしかに人生はもの心つかぬ頃が最良の時」
→※ただこの後の何も知らぬことは〜は後の挿入らしいのでもう少し専門的な説明が聞きたいです。