【感想・ネタバレ】チベット仏教のレビュー

あらすじ

古代帝国下で仏教を受け入れたチベットは,実践的修行と精緻な教理をともに発展させ,仏教に根ざした文化と社会を築いてきた.言葉を超えた直観的悟りを求める密教の体系,論理による真理の探究,他者を思いやる慈悲の教えは,今もなお私たちの心を惹きつける.その心髄を教義論争とチベット社会の諸相に探り,解き明かす.

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Posted by ブクログ

ダライ・ラマは「観音菩薩」の化身

チベット仏教の特徴は、この菩薩が生まれ変わるという転生化身の思想にある。日本の仏教にはほぼみられないこの思想を生んだのが、サムイェの宗論と呼ばれる出来事だそう。

悟ったら輪廻転生の苦しみから脱せると認識してたんだけど、わざわざ悟れるのに生まれ変わるダライ・ラマ、人間の矛盾を体現した存在だ、、、、

言葉による悟りの解明と、言葉を越える悟りの体験の葛藤と融合をチベット仏教に見出す一冊。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 さすが岩波新書。ちょっと専門的過ぎた(汗)

 古代、仏教を受け入れたチベット(これは外部からの呼び名で、自身はポェーという言うらしい)が、様々な外圧、内紛を経て今にいたるまでの歴史的経緯を俯瞰して記載してある。

 チベット仏教は、インドからの仏教の導入にはじまり、「サムイェの宗論」という論争があり、その教学、体系が整備されていったという概要が記されていて学び多い(概要なのに、けっこう深い。専門的)

 やはり気になるのは、中国の支配下に置かれてから、1959年にダライ・ラマ十四世が亡命して以降の、チベットの立ち位置。
 そのあたりは、本書で歴史的背景を学んで、近代に焦点を当てた書で読むほうが、よほどビビッドなんだろうな。

 チベットの人々の日々の思索、日常の営みは、なかなか伺い知れないものだろう。

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2026年09月01日

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