あらすじ
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1968年に創設されたノーベル経済学賞。
当初は計量経済学や一般均衡理論の構築など、手法確立への基礎理論への貢献に授与されることが多かった。
70年代には新自由主義を標榜するシカゴ学派が席巻。
その後はゲーム理論や行動経済学、さらには貧困問題や気候変動など幅広い実証分野に授与されるようになった。
サミュエルソンからフリードマン、ナッシュ、スティグリッツ、アセモグルまで、44人で現代経済学の潮流を一望。
□ ■ □ 目次 □ ■ □
前書き
序章 経済学の神々の黄昏――スミスからケインズまで
第1章 ノーベル経済学賞の誕生――フリッシュ、サミュエルソン
第2章 ミクロ経済学の新展開――ヒックス、アロー、ナッシュ
第3章 マクロ経済学の新展開――ソロー、ルーカス、プレスコット
第4章 計量経済学の説明する力――クライン、ヘックマン、シムズ
第5章 シカゴ学派の反ケインズ革命――フリードマン、スティグラー、ベッカー
第6章 金融経済学の功罪――トービン、マーコヴィッツ、ショールズ
第7章 国際経済学の巨星たち――オリーン、マンデル、クルーグマン
第8章 情報経済学の説明する力――アカロフ、スティグリッツ、ティロール
第9章 市場と組織の経済学のはざま――コース、ウィリアムソン、ハート
第10章 社会経済学が見据える射程――ミュルダール、ハイエク、セン
第11章 歴史と政治の経済学との交差点――ノース、シェリング、ディートン
第12章 市場を設計する経済学――スミス、ヴィックレー、ロス
第13章 行動経済学の下克上――サイモン、カーネマン、セイラー
第14章 21世紀のミクロ経済学――インベンス、デュフロ、ゴールディン
第15章 21世紀のマクロ経済学――ノードハウス、バーナンキ、アセモグル
第16章 ノーベル経済学賞の忘れもの――ハロッド、森嶋通夫
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Posted by ブクログ
ノーベル賞で語る 現代経済学
巨人たちの生涯と学説
著:依田高典
出版社:中央公論新社
中公新書 2914
経済学者の辞書のような本である。いくばくかの名前を拝見した。そして、その中で、数名の学者の著書に目を通したにすぎない。
アダム・スミスに始まる経済学は、いくつかの系譜や、統合、別の支流が流れ込んだりして、ノーベル賞の一分野を形成するにいたっている。
国際の、もしくは、国家の経済の動向を説明しようとする学問だと理解している。経済学、つまり、世の中の大きな動きがわかれば、少なくとも、生き残る確率があがり、成功する確率があがるというものである。
人間の合理性をもとに成長してきた経済学は、人間の誤謬をふくむことが、行動経済学が喝破した。
多変数、大容量、非線形のかたまりであり、複雑系として、今後、人工知能が、大きく解明させていくかもしれない。
マルクス経済学
マクロ経済学
ミクロ経済学
計量経済学
産業組織論ーシカゴ学派
情報経済学
社会経済学
行動経済学
国際経済学
初期の経済学
アダム・スミス(1723-1790) 経済学の父 国富論、道徳感情論
デイヴィット・リカード(1772-1823) 近代経済学の父 経済学および課税の原理
カール・マルクス(1818-1883) マルクス経済学 共産党宣言、資本論
レオン・ワルラス(1834-1910) ミクロ経済学の開拓者 純粋経済学要論
ジョン・メイナード・ケインズ(1883-1946) マクロ経済学の開拓者 雇用、金利、通貨の一般理論
ラグナル・アントン・キティル・フリッシュ(1895-1973) 計量経済学の創始者
ポール・サミュエルソン(1915-2009) ケインズ経済学と新古典経済学の統合
ミクロ経済学の巨人
ジョン・R・ヒックス(1904-1989)
ケネス・J・アロー(1921-2017)
ジョン・F・ナッシュ・Jr (1928-2015) 非協力ゲームにおける均衡理論
21世紀のミクロ経済学
ギド・インベンス(1963-) 因果推論への方法的貢献
エステル・デュフロ(1972-) 貧困問題解決の実験的手法への貢献
クラウディア・ゴールディン(1946-) 女性労働市場の研究
マクロ経済学の巨人
ロバート・M・ソロー(1924-2023) 経済成長理論
ロバート・E・ルーカス・Jr(1937-2023) 合理的期待形成仮説
エドワード・C・ブレスコット(1940-2022) リアル・ビジネス・サイクル理論
21世紀のマクロ経済学
ウィリアム・ノードハウス(1941-) 気候変動を長期的マクロ経済分析に統合した貢献
ベン・バーナンキ(1953-) 銀行と金融危機の研究への貢献
ダロン・アセモグル(1967-) 制度が繁栄に与える影響への貢献
計量経済学
ローレンス・R・クライン(1920-2013)
ジェームス・J・ヘックマン(1944-)
クリストファー・A・シムズ(1942-2026)
シカゴ学派
ミルトン・フリードマン(1912-2006)
ジョージ・J・スティグラー(1911-1991)
ゲーリー・S・ベッカー(1930-2014)
金融経済学
ジェームス・トービン(1918-2002)
ハリー・M・マーコヴィッツ(1927-2023)
マイロン・S・ショールズ(1941-)
国際経済学
ベルティル・オーリン(1899-1979)
ロバート・A・マンデル(1932-2021)
ポール・クルーグマン(1953-)
情報経済学
ジョージ・A・アカロフ(1940-)
ジョセフ・E・スティグリッツ(1943-)
ジョン・ティロール(1953-)
市場と組織の経済学
ロナルド・H・コース(1910-2013)
オリヴァー・E・ウィリアムソン(1932-2020)
オリヴァー・ハート(1948-)
社会経済学
グンナー・ミュルダール(1898-1987)
フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエク(1899-1992)
アマルティア・セン(1933-)
歴史と政治の政治学
ダグラス・C・ノース(1920-2015)
トーマス・C・シェリング(1921-2016)
アンガス・ディートン(1945-)
市場を設計する経済学
ヴァーノン・L・スミス(1927-)
ウィリアム・S・ヴィックレー(1914-1996)
アルヴィン・E・ロス(1951-)
行動経済学
ハーバード・A・サイモン (1916-2001)
ダニエル・カーネマン(1934-2024)プロスペクト理論
リチャード・H・セイラー(1945-)心理会計
目次
前書き
序 章 経済学の神々の黄昏――スミスからケインズまで
第1章 ノーベル経済学賞の誕生――フリッシュ、サミュエルソン
第2章 ミクロ経済学の新展開――ヒックス、アロー、ナッシュ
第3章 マクロ経済学の新展開――ソロー、ルーカス、プレスコット
第4章 計量経済学の説明する力――クライン、ヘックマン、シムズ
第5章 シカゴ学派の反ケインズ革命――フリードマン、スティグラー、ベッカー
第6章 金融経済学の功罪――トービン、マーコヴィッツ、ショールズ
第7章 国際経済学の巨星たち――オリーン、マンデル、クルーグマン
第8章 情報経済学の説明する力――アカロフ、スティグリッツ、ティロール
第9章 市場と組織の経済学のはざま――コース、ウィリアムソン、ハート
第10章 社会経済学が見据える射程――ミュルダール、ハイエク、セン
第11章 歴史と政治の経済学との交差点――ノース、シェリング、ディートン
第12章 市場を設計する経済学――スミス、ヴィックレー、ロス
第13章 行動経済学の下克上――サイモン、カーネマン、セイラー
第14章 21世紀のミクロ経済学――インベンス、デュフロ、ゴールディン
第15章 21世紀のマクロ経済学――ノードハウス、バーナンキ、アセモグル
第16章 ノーベル経済学賞の忘れもの――ハロッド、森嶋通夫
ISBN:9784121029140
判型:新書
ページ数:384ページ
定価:1250円(本体)
2026年06月25日発行