あらすじ
哲学は何にでも使えるツール。日常レベルの疑問や悩みもこれでOK。
――哲学は問題解決のツールとなった!
人っ子一人いない深夜の赤信号を前にしたとき、「渡ってしまおうか」「いや、渡らずに待つべきか」と一瞬ためらったことがある人は多いでしょう。私たちがためらうのは、なぜでしょうか。
異なる考え方のどちらを優先してよいか判断に迷うからではないでしょうか。それを考えるとき、役に立つのが哲学です。
哲学とは「生き方を考えるもの」という思い込みをしていませんか。それは哲学の一部にしかすぎません。哲学は「何についても考えることができる思考の技術(スキル)」なのです。
いわば思考の“万能ナイフ”で、とても便利なツールなのです。
世の中何が正しくて、何が間違っているのか、どう判断したらいいのか、人の悩みは尽きません。
でも、哲学を使えば、どんなときもウソはいけないか、わずらわしい人間関係をどうすればいいか、全体のため一部を犠牲にしていいかなど、身近な悩みから現代社会への疑問まで、さまざまな問題に応用して使えます。
人間が過去2500年以上にわたって考え抜いてきたさまざまなものの見方・思考法を学ぶことで判断力、問題解決力もアップします!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
哲学の基礎を一通り読み終えた様な気分です。 観念的には全てを理解出来ている訳ではないが、ここの哲学は優しく書かれているので非常に分かり易い。
Posted by ブクログ
歴史的な哲学の流れをテーマを挙げていき説明しています。
ごくごく簡単に書かれているので少しでも興味を持ったところは他の本を読んだほうがよいでしょう。
Posted by ブクログ
深夜の赤信号は渡るべきか、待つべきか
たばこを吸うべきか、やめるべきか
運命は決まっているのか、自由はなのか
人は生まれつきか、育ちで変わるのか
どんな時もウソをついてはいけないか
全体の幸福のため、一部は犠牲になるべきか
矛盾だらけの人生をどう生きればよいか
わずらわしい人間関係をどう受け止めれば良いか
ゴミの分別はきっちり守るべきか、適当でいいか
論ずる件は皆どうとでも解釈できるそして人は皆同じ考えにはならないよって自分の思うがまま人生を謳歌するのが一番健全?それでよい???
Posted by ブクログ
タイトル読み。
分かりやすく書いてあるのだろうけど、結局よく分からんのは自分のアタマが足らんのであろう。しょぼん。
高校の倫理の教科書を思い出した。よく分からんけど好き。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読み始めました。
哲学初心者の私のとって難しいなと感じましたが
巻末にある、「ひと目でわかる哲学のキーワード」
という所で、哲学という学問の流れが分かるのは良かった。
Posted by ブクログ
哲学に絡めて、身近な問題を解いていこうという本書。
哲学初心者でもわかるようにというコンセプトらしいが、ちょっとでもかじってないと理解するのは難しいかも。
また、もうちょっと実用的に諸問題を解決していくのかとおもいきや、哲学の解説の割合が多く、例えば表題の「深夜の赤信号は渡ってもいいか?」についての答えなどは曖昧だったりする。(哲学とはそういうものといえばそういうものだが)
なるほどと思うことも書いてあるが、現在の哲学ではもう古い理論もあるので、見極めるのがやはり初心者には難しい。
政治哲学のススメや時事ネタもあるので、読み物としてはそこそこ楽しめた。