あらすじ
ベストセラーエッセイが読みやすさアップ!
「書店員が選ぶノンフィクション大賞2025」ほか受賞多数の科学エッセイが
ふりがなつきで新登場!
言葉を持つのは人間だけであり、鳥は感情で鳴いているとしか認識されていなかった「常識」を覆し、「シジュウカラが単語や文を使って会話している」ことを世界で初めて解明した研究者による科学エッセイです。
<通常版から変わった点>
◎すべての漢字にふりがなつき
◎少しむずかしい言葉は、リンク先の別ページで説明付き
◎本書用に著者が新しく描きおろしたイラストもたっぷり!
小学生からご高齢のかたまで、より多くのかたに楽しんでいただけるよう工夫を増やしました。読書感想文や朝読、自由研究のテーマ探しにもぴったりの一冊です。
読後は外に出て耳をすましてみてください!
※この作品にはカラーが含まれます。
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(底本 2026年6月発売作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても魅力に溢れた本だ。
シジュウカラの鳴き声や非言語コミュニケーションを研究し、シジュウカラは文法すら駆使することを突き止め、遂には動物言語学という分野を打ち立てた著者による一冊。
自らの研究者としての半生を振り返ることで、その研究成果と、研究者としての歩みとの両方を味わえる。
第一に、割と身近な鳥のシジュウカラの生態や、驚くべき言語能力について、非常に平易でわかりやすく解説しており、明日から鳥の鳴き声に思わず耳を澄ませたくなるような楽しみに満ちている。
第二に、自らの研究者としての半生を振り返ることで、自らの研究テーマをいかに掘り下げて、発見したことをいかに他人に対して証明するかを考えて形にするか…という研究者の生態をも深く理解できる。特に、あらかじて反論を想定してそれを潰すための検証まで設計し実行する姿は、研究者だけでなく多くの社会人にも勉強になる。
第三に、熱意と地道な努力の積み重ねが、遂にはこれまでの常識を覆し、新学問分野を切り拓くに至る、「継続は力なり」を地で行く姿は、何かにチャレンジしている人に大きな勇気を与えてくれる。
そして何より、著者がどのような状況に遭遇し、何を考え、どう感じたか……非常に臨場感ある筆致で、著者の半生を追体験するようなワクワク感が全体に漂っているのが素晴らしい。
子どもが読んでも十分楽しめる。
自分が発見したこの豊かな世界を1人でも多くの人と分かち合いたい、そして共に世界の不思議を探究する仲間になってほしい。そんな熱い気持ちが伝わってくる快著でした。
確か、動物のコミュニケーションについての概説書がつい最近ほかにも出版されていたな…この分野、もっと読みたくなってきた。
Posted by ブクログ
丁寧な観察によって得た仮説を、科学的にしっかり証明することを実直にやる。身近なところから、いくらでも新しい世界は広がるのだ、人間には見えていないものが沢山あるのだと思い知らされます。
手法を広く伝えれば、世界中で研究が進むのではと扉と世界を広げていく姿が圧巻です。そのゴールが、人間を井の中から救うためという点に見定められているところが本当に素晴らしい。
研究者が研究対象に似るのは何故か、船に出来た巣のシジュウカラのヒナたちを救うエピソード、実家の巣箱を守るご両親の姿など、楽しいエピソードも満載でした。
小3の子供に読ませたいですが、来年くらいがちょうど良いかな〜
Posted by ブクログ
私だけでなく小3の娘も読めるように、全編ふりがな版を購入。
結論に至るまでに、様々な角度から検証を行い結果を積み重ねて考察していくという過程を都度分かりやすく説明してくれているところが非常によかった。
そしてその過程の書き方も、めちゃくちゃ大変な作業なのに終始楽しそうで素敵。
研究って面白そう!やってみたい!と思える。
文章も小難しくならないよう配慮されたエッセイで、ユーモアを交えて書いてくれているので面白い。
著者本人による挿絵も可愛いし分かりやすい。
(ふりがな版は挿絵を増やしてくれている)
そしてこの本を読み終え、今まで存在すら意識することのなかったシジュウカラにものすごく愛着が湧いている…
読む前と後では、世界への興味が変わる。
自分が生きている世界にわくわくして、
この世界のまだ誰も知らないことを発見したくなる。
素敵な本。
言葉の難易度や内容の理解という点で小学低〜中学年がひとりで読むのは結構難しそうなので、まずは一緒に読んで一緒に楽しみたい。
娘にとっても大事な本になると嬉しい。
ふりがな版、買ってよかった。
Posted by ブクログ
これまで言葉をもつのは人間だけであると考えられていたとは知らなかった
ネコと言葉のようなものを使ってコミュニケーションがとれていると感じていたけど、それはだれも証明してないということなのか
証明するとは、いろんな反論を想定してたくさんの実験をしてデータをそろえなくてはならない、とても大変な作業なんですね
東大の鈴木俊貴先生は、シジュウカラが単語を組み合わせて文をつくることを証明し、”動物言語学”を創設した研究者
”モドキはいるのにナナフシはいない これぞナナフシの七不思議”