【感想・ネタバレ】白昼蟲 〈ハーフリース保育園〉推理日誌のレビュー

あらすじ

遺体なき殺人事件の陰で笑う、真犯人の正体は!? 今どき珍しいほどの古アパート<平和荘>で殺人事件が発生。その場を偶然、望遠鏡で目撃してしまった次郎丸諒は、現場に急行するも、存在するはずの遺体はどこからも発見されず……。殺人、自殺、いじめ。次々と明らかになる悲劇の連鎖。惑わされ続ける事件の真犯人に迫る鍵は、次郎丸自身の過去にあった!

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Posted by ブクログ

「いじめ」がテーマとなっているミステリー。いじめの描写が重いので、本当にいじめの被害に遭った人は、読むのが苦痛かもしれない。でも、小説の最後には、いじめられっ子への大きなメッセージが込められている。山添女史、格好よすぎる!そして、がんばれ、アルマジロ!!

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2012年10月14日

Posted by ブクログ

前作が凄く面白かったのでこの続編を読むのを
楽しみにしていたのですが...予想外に重たい内容で
浮ついた気分が一気に引き戻されるような哀しい
主題に戸惑いながら読み進める。
更に追い打ちをかけるような、前作の犯人以上の
クズ野郎の犯人が嫌悪感と苦しさを増してくれます。

でも...アルマジロの強さと優しさは何ものにも負けず、
折れずに、ただそこにあり続ける結果がストーリーの
暗い部分をしっかり明るい部分へ導いてくれます。

アルマジロ自身も更に強く、そして「夢」をひっそりと
抱きながらしっかりと塀の上を歩いていく青年に成長した。
やはり...いいですね。好きな作品です。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

話の主題としてはかなりヘビーなものを扱っているのですが、後味は悪くないしすごく上手だと思うA。今一押しの作者です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

シリーズ(?)2弾目。
前回に比べると笑える場面が少なかったですね~。
それだけシリアスさがあるのですが。
それにしても・・・・ホント、「いじめ」や「虐待」をテーマにした作品を読んでいると吐き気をもようしますね~。
自分自身、善人なわけじゃありませんし、確かに子供の頃、いじめを知っていたor見ていたというある意味加害者だったこともあるしね。
でも凄く後悔しました。なぜ、あの時、ちょっとした勇気がでなかったのか!ってね。
話が飛躍しすぎそうなので・・・(笑)。
主人公は幼稚園などに教材を卸す会社に勤めているちょいと気の弱いセールスマン・次郎丸諒(じろうまる りょう)。
彼の担当であるハーフリース保育園を舞台に起こった事件に巻き込まれてしまう、という損なお人柄。
この保育園の先生たちがこれまた面白いキャラばっかりで、本書に楽しいスパイスを与えてくれます。
でも前回に比べると登場する場面が少なかったですけどね。
一度起きたことって、どこでどう繋がって連鎖していくかわからないもんだなぁ~とミステリ小説を読むたびに思います。
本人は気付かないところで、ってこともあるだろうしね。
次郎丸くんにもこんな過去があったのね~とちょっと驚きでした。
また続きが読みたいわね~。
ホント、吐き気がでそうな後半でしたが、ちゃんと救いの光があるのでよかったよ。
現実はそういかないかもしれないけれど、せめて小説の世界ではハッピーエンドにして欲しいじゃない。
ラストの一行にはちょっと感動で(T_T)ウルウルしちゃいました。
1作目「笑殺魔」を読むと人間関係がもっとわかると思います。

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2015年01月14日

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