【感想・ネタバレ】超節約生活で星野リゾート全制覇に400万使ったOLの極論のレビュー

あらすじ

失恋をきっかけに星野リゾート全制覇を思いつき、その総額400万円のための節約術を編み出していった著者。全制覇の過程で湧き上がる仕事・恋愛・友人関係といった、尽きない悩み。読めば元気をもらえる、前代未聞の旅行ガイド✕節約術✕エッセイ集。創作大賞2025(note × TALES主催)朝日新聞出版賞受賞作!

目次
はじめに
私の極論 ―節約篇―
私の極論 ―星野リゾートでの過ごし方篇―
登場人物紹介
星野リゾート全制覇を決意、ここが始まりの場所 リゾナーレ小浜島
結界張られし塔へ導かれ、いざ『呪術廻戦』合宿 星のや東京
親友たちと白老の湖へ、すっからかんの34歳の誕生日 界 ポロト
都心からサクッと1時間、海の見えるスイートルームに逃避行 リゾナーレ熱海
専用スロープカーでお出迎え、小高い丘の上の温泉旅館へGO! 界 鬼怒川
船旅気分のビアガーデンで、クラフトビール飲み放題 界 アンジン
古き良きリノベ旅館のこたつに入り、18歳の青春プレイバック 界 川治
確率およそ40%、雲海テラス運試しの結果はいかに!? リゾナーレトマム
ド平日の会社帰り、1人でビジホ飲みに挑戦 OMO3東京赤坂
九州ドライブしながら、海も森も棚田もぜんぶ行こう! 界 別府 界 阿蘇 界 由布院
不吉な思い出を塗り替える、星野リゾートで忘年会! 界 仙石原
沖縄離島の瓦屋根一棟コテージで35歳の誕生日~PartⅠ~ 星のや竹富島
インフィニティプールとシャンパンな35歳の誕生日~PartⅡ~ 星のや沖縄
弘前さくらまつりでお花見! テラスにこたつで勝ちで~~す 界 津軽
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内線1本で、専用VIP車がお迎えでございます 星のや軽井沢
大阪ベイエリアでリゾート気分、551の海鮮焼きそばにハマる OMO関西空港 リゾナーレ大阪
せっかく沖縄に来たのに、3時間Zoom会議かよ OMO5沖縄那覇
スイスのような湖の畔で、寝転がって男体山を眺める 界 日光
山手線沿いにあるOMOで、親友と〝リトルトゥース〟する OMO5東京大塚
空中庭園とパフェのあるホテルで、都心の夜景とチルタイム OMO5東京五反田
歴史的建造物に泊まって、ハーフラーメン3杯食べる OMO5小樽 OMO3札幌すすきの
新緑のハルニレテラスで、ネパールのスパイスカレ―を食べる BEB5軽井沢
名取川せせらぎラウンジと、3年ぶりの恋の予感♡ 界 秋保
台湾に高級温泉があるってご存じですか? 星のやグーグァン
もう一生行かないかと思っていた、ディズニーシーへ行く 1955東京ベイ
美しい夏の東北で、「日本酒全部お召し上がりいただけます」 磐梯山温泉ホテル
熊本と長崎を、オーシャンアロー号で横断する旅 OMO5熊本 界 雲仙
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香箱ガニと温泉で、極上の独身貴族な年末を過ごしたい OMO5金沢片町 界 加賀
がんばれ、私の胃袋! 正月明けのフードファイト OMO5函館
グランピング宿で富士山を眺めながら、お部屋の暖炉に薪をくべ続ける 星のや富士
私の青森の想い出の味、コトリヤード風じゃっぱ汁 奥入瀬渓流ホテル
ふらりと特急ときわで、ひとりお花見水上サイクリング BEB5土浦
ウエディングなホテルで、新緑の木漏れ日ティータイムを 軽井沢ホテルブレストンコート
イダの浜でウミガメと泳いだり、マングローブの森でカヤックしたり 西表島ホテル
ねぶたサウナのお囃子でととのい、浴衣でふらっと夏を感じる 青森屋
星野リゾートの衝撃的で忘れられない温泉
清流リビングの特等席で、まんまるな月をぼんやりと 界 箱根
ラストの最強試練。私、山登りしないといけないの⁈ LUCY尾瀬鳩待
はじめましての山口県で、祝・星野リゾート国内全制覇達成! 界 長門
おすすめ星野リゾートランキング 家族旅
深夜便でハロ~グッモーニン♪ 人生最高の朝コケコッコー リゾナーレグアム
おすすめ星野リゾートランキング 女子旅
中国で『キングダム』合宿しながら、悲しげに笛を吹く女を演じる 嘉助天台
国内全制覇の3か月後、まさかの防衛戦はじまる!? リゾナーレ下関
48階に泊まる〝展望台ホテル〟で、夕日よりも夜景よりも感動したもの OMO5横浜馬車道
バリ伝統建築様式ヴィラで、王様になるひとり旅 星のやバリ
おすすめ星野リゾートランキング 恋人旅
星野リゾート世界制覇達成、ここが最後の場所 サーフジャックハワイ
おわりに
都道府県別INDEX

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Posted by ブクログ

「また〇〇さんが面白いことを始めたなぁ」

それが、彼女が星野リゾート全制覇を目指し始めたときに抱いた感想だった。

彼女とは同じ会社で働いていたことがある。本の中にもちらっとだけ登場する、彼女が新卒で入った恋愛ゲームの会社だ。私はそこに中途で入った。

当時の彼女は、私の憧れの存在だった。美人で都会的で洗練されていて、頭が良くて仕事ができて、それでいて抜群に面白い。当時毎週行われていた施策発表会は、私にとって退屈で憂鬱な時間だった。そんな中、彼女の発表はいつも異彩を放っており、唯一楽しみにしていた。いつも真面目くさった顔をして発表してるんだけど、うっすらナメた感じもあるのがすごくよかった。無敵だった。そんな彼女に惹かれつつも、どこか自分とは遠い存在だと思っていた。

そんな彼女が、30歳での失恋をきっかけに、星野リゾート全制覇?とやらを目指し始めたという。彼女が会社を辞めるときに、なんとかSNSで繋がることができた私は、noteに綴られたその一部始終を、割と最初期から見守っていた1人だと自負している。

この本には、等身大の30代女性の「あるある」と「ないない」がちょうどいいバランスで詰まっている。星野リゾートの各施設の見どころや旅の感想を綴った旅行記の体をとっているものの、読みどころはまさに彼女の生き様だ。

「ミカちゃんより面白いコンテンツがあると思った」というエキセントリックな理由で元カレに振られた彼女が、それならなってやろうじゃないか、面白いコンテンツとやらに!と奮起し、節約生活をしながら星野リゾートに行きまくる。その中で、かけがえのない友人との交流や、新しい恋の予感と霧散(!?)、そして心の奥底にしまい込んでいた夢を思い出すといった転機が次々に起こっていく。

同世代なら誰でも「わかるわかる」と頷いてしまうような悩みや迷いを率直に書いていて、彼女を遠い存在だと思っていたけれど、実は案外近いところにいたのかもしれないなと思った。彼女みたいな人はずっと「勝ってきた人」だから、私が抱えてるような悩みとは無縁なんだろうなって勝手に思って線を引いていた。だけどそれってもしかしたら逆にすごく失礼だったかもしれない。真剣に生きているからこそぶつかる悩みや葛藤。そんなのあるに決まってるよなぁ。

「あるある」がふんだんに散りばめられている一方で、彼女の言葉で「極論」「クレイジー」と表現されるような、常人には思いつかない発想力や、それを次々に実行する行動力は、「ないない」の部分だ。星野リゾート全部行ったろっていうアイデアがそもそもユニークだし、観光は一切しないでホテルの部屋にこもって漫画を読むとか、星野リゾートのホスピタリティをより楽しむためにわざわざビジホに前泊するとか、なかなかどうして狂ってる。もちろん褒め言葉だ。

40年近く生きていると、知らないうちに自分自身に制限をかけたり、自分の心からの欲求に無意識に蓋をすることが多くなる。社会や家庭の中で求められる役割や型に、自分から嵌まろうとしてしまう。そのほうがラクだし、安心できるから。

でも一度しかない人生、どうせなら自分のやりたいこと全部やったほうがいいじゃん。後悔したくないじゃん。そうやってミカちゃんがどんどん解放されていく様に、エンパワーメントされない女はいないと思う。すごいことをやってのけたよ、アンタ。

今まで勝手に線を引いて距離をとって、すごく勿体無いことをしてたのかも。そう思って、彼女に本の感想LINEを送るとき、今までは苗字で呼んでいたのを、ちゃっかりミカちゃん呼びにしてみた。そして、前まではお互い敬語だったのを、うっかりタメ口にしてみた。そしたらタメ口で返事が返ってきた。これもまた小さな一歩だ。

一歩踏み出すのに、遅すぎることなんてない。
だって今が一番若いんだから。

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

もっと写真があったら読みますかった!
でも星野リゾートを知れてよかった。
自分の誕生日に一人で星のや東京に行く夢ができました

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2026年06月30日

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