あらすじ
草花や樹木、野菜たちの生き方は、思いがけない知恵と工夫に満ちている。虹色を見分けるレタスの種子や、活性酸素と闘うカーネーションの花びら、病原菌やカビから身を守るサクラの葉っぱ、時刻を正確に刻んで生まれるシソのつぼみなど、暮らしで出会う植物の意外な生態を紹介する。そして「植物も汗をかくか」「動物に食べられても平気なのはなぜか」など、知っているようで知らない植物のふしぎな姿としくみに迫る。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
①植物への水の供給は、根が水を押し上げて上に運ぼうとする力と葉っぱ(気孔)の蒸散により水を上から引き上げる力。真夏の炎天下、葉がぐったり(水不足)。夕方から夜、命がけの吸水が。②植物は根から吸った水と、空気中から吸収した二酸化炭素を材料に、光を使って葉っぱでデンプンを作っている。自分で自分の食料を。③植物は光合成の副産物として酸素を放出。酸素からオゾンができ、オゾンが紫外線を吸収して陸で生物が暮らせるようになる。④葉っぱは夜の長さをはかっていて、季節の訪れを前もって知ることができる。そして、芽に合図を。