あらすじ
2025年のジェンダーギャップ指数は148カ国中118位となり、日本は他国と比べて男女間の格差は大きい。そのような国で、これから、女性はどのように働き、生きていけばよいのか、上野先生とアグネスさんの言葉から、改善策を探る。
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Posted by ブクログ
アグネス論争後の40年。当時と現在との差異についてどうなっているか?
そんなに違っていないことに驚き!
だけど少しずつ変化が起きていることは確か。
それでも楽しく生きなければならない。
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東京旅行中、偶然立寄ったジュンク堂池袋店で本書の出版記念トークライブがあり、席に空きがあったので急遽参加することにした。一番後ろの席に落着いたが、最後部から入場してきたアグネス・チャンさんと目があい、会釈をしていただいた(と理解している)ことは良い記念だ。
アグネス論争が起こってから40年近くが経過した。当時と現在を、点と点として比較すれば変化は大きいと思う。その点と点の間に、アグネス論争の当事者であったお二人が何をして、何を考えてきたかを対談しておられる。アグネス・チャンさんのポジティブシンキングを、上野千鶴子さんがそれは芸能界の成功者としての強さあってのことで、万人にあたることではないと、やんわり指摘されるターンが目立つよう感じた。まだ多くの女性が、この社会で弱者として押し込められている現状を上野千鶴子さんが指摘しているようで、点と点を比べれば変化は大きいが、問題はまだ多いということだろう。
これからも多くの方が戦い、権利を獲得していくことだろう。大きなことはできないが、世論の一端として応援したい。
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スーパーポジティブなアグネス・チャンが、前向きな言葉をいうたびに上野千鶴子さんが「そんなにうまくいくかしら?」と水を差す。そのやり取りがなんかよかった。喧嘩になるんじゃないかとちょっと心配したほど。
確かに経済力、才能に恵まれたアグネスが見てきたものは普通の人の見たものとは違うだろう。「誰でもできる!」「努力は裏切らない!」という雰囲気のアグネスだけの本ならば、ありきたりの「励まし本」になっただろうけどそうならなかったのは上野千鶴子のツッコミのおかげなのでは?と思う本だった。
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あくまでポジティブに理想を語るアグネスに対し、上野千鶴子が「正論ですね。読者の皆さんから、それができたら苦労はいらないという声が聞こえてきそうではありますけれど」と現実的に返す。
なぜこんなに無邪気に正論を語れるのか。読んでて少々疲れた。
Posted by ブクログ
「プレ金ナイト」上野千鶴子さんがゲスト回を聞いて購入。
「社会に対して怒りを覚えるというのは意味のあることだと言いたいです。怒りをコントロールするおいうアンガー・マネジメントを学ぶくらいなら、正しい怒り方を学ぶ方がずっとよい。」(上野168p.)
上野さんがアグネスさんに聞く、アグネスさんが答える、その答えに違和感があると上野さんがそこをついていく、それを受け止めてアグネスさんが話す。この繰り返しが、なんだかとてもきちんとした礼節?相手への敬意?の感じられるものだった。
怒れる上野さん、穏やかなアグネスさん、という感じ。
「アグネス論争」の頃は高校生でなんかそんなことでワーワーやってるな、くらいにしか思っていなかった。この本を読んで、この論争が「働く女性」ということにとってのエポックメイキングなものだったのだな。
アグネスさんの子育ては児童心理学と教育学に裏付けられたもので、息子3人がスタンフォード大学に進学した、ということだけが注目されるべきことではなかったのだー。へー。
Posted by ブクログ
楽天的で能力主義的なアグネス・チャンと、努力が報われる社会ではないという立場の上野千鶴子。
2人が望んだ対談とは言え、最初からすれ違いも多く、ハラハラしながら読んだ。
なんで読者が心配しなくちゃいけないんだろ笑
というくらい、あっけらかんとしたアグネス・チャンの楽観主義。そして、中国の伝統的な家族主義への信頼。時には鈍感にも聞こえる勝者の弁。
通じなさにイライラしてるような上野さん。
上野千鶴子に、それ、違うと思う、なんてキッパリ反論できる人そうそういない笑
でも、後半、少しずつ、なにかが通じ合ってくる感じがしてくる。互いに乳がんサバイバーという共通項があるからなのか。それとも、アグネス・チャンの人間に対する絶大なる信頼感とそれに応えようとする姿勢が、単なる鈍感さではないことが上野さんに感じられてきたからなのか。
アグネス・チャンの楽観性は読者の私も、時に「なんか違うんだよね〜」と思わせるものなんだけど、ここまで善意の人だと、ま、仕方ないか、っていう気になっちきちゃうんだよね。
最終的には、日本人って(主語が大きいけど)確かにチマチマいろんなこと心配しすぎなのかもね、って気になってきた。
このくらいおおらかで絶対未来は明るいと信じて生きていく方が、子どももしんどくないのかも。中国ってやはり強い。
いやー、アグネス・チャンの揺るぎなさに最後はねじ伏せられた感あり。(読者の私は)
上野さんは、ねじ伏せられたというより、ま、仕方ないか、分かり合える部分で連帯しようと最初から思って対談したのかも。