あらすじ
2025年のジェンダーギャップ指数は148カ国中118位となり、日本は他国と比べて男女間の格差は大きい。そのような国で、これから、女性はどのように働き、生きていけばよいのか、上野先生とアグネスさんの言葉から、改善策を探る。
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Posted by ブクログ
「プレ金ナイト」上野千鶴子さんがゲスト回を聞いて購入。
「社会に対して怒りを覚えるというのは意味のあることだと言いたいです。怒りをコントロールするおいうアンガー・マネジメントを学ぶくらいなら、正しい怒り方を学ぶ方がずっとよい。」(上野168p.)
上野さんがアグネスさんに聞く、アグネスさんが答える、その答えに違和感があると上野さんがそこをついていく、それを受け止めてアグネスさんが話す。この繰り返しが、なんだかとてもきちんとした礼節?相手への敬意?の感じられるものだった。
怒れる上野さん、穏やかなアグネスさん、という感じ。
「アグネス論争」の頃は高校生でなんかそんなことでワーワーやってるな、くらいにしか思っていなかった。この本を読んで、この論争が「働く女性」ということにとってのエポックメイキングなものだったのだな。
アグネスさんの子育ては児童心理学と教育学に裏付けられたもので、息子3人がスタンフォード大学に進学した、ということだけが注目されるべきことではなかったのだー。へー。
Posted by ブクログ
楽天的で能力主義的なアグネス・チャンと、努力が報われる社会ではないという立場の上野千鶴子。
2人が望んだ対談とは言え、最初からすれ違いも多く、ハラハラしながら読んだ。
なんで読者が心配しなくちゃいけないんだろ笑
というくらい、あっけらかんとしたアグネス・チャンの楽観主義。そして、中国の伝統的な家族主義への信頼。時には鈍感にも聞こえる勝者の弁。
通じなさにイライラしてるような上野さん。
上野千鶴子に、それ、違うと思う、なんてキッパリ反論できる人そうそういない笑
でも、後半、少しずつ、なにかが通じ合ってくる感じがしてくる。互いに乳がんサバイバーという共通項があるからなのか。それとも、アグネス・チャンの人間に対する絶大なる信頼感とそれに応えようとする姿勢が、単なる鈍感さではないことが上野さんに感じられてきたからなのか。
アグネス・チャンの楽観性は読者の私も、時に「なんか違うんだよね〜」と思わせるものなんだけど、ここまで善意の人だと、ま、仕方ないか、っていう気になっちきちゃうんだよね。
最終的には、日本人って(主語が大きいけど)確かにチマチマいろんなこと心配しすぎなのかもね、って気になってきた。
このくらいおおらかで絶対未来は明るいと信じて生きていく方が、子どももしんどくないのかも。中国ってやはり強い。
いやー、アグネス・チャンの揺るぎなさに最後はねじ伏せられた感あり。(読者の私は)
上野さんは、ねじ伏せられたというより、ま、仕方ないか、分かり合える部分で連帯しようと最初から思って対談したのかも。