あらすじ
四川省までパンダ飼育ボランティアに行くと、仕事がほぼうんこ掃除だった。ラスベガスのレストランで注文すれば生ハムだらけに。食べるために孵化させた鶏なのに、死ぬと荼毘に付す。首吊りショーで命の誕生を感じ、縄文土器で豚汁を煮る。―― 好奇心の向こう側にはいつも、想定外の未来。過去の価値観から解き放たれる、面白異文化エッセイ!
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Posted by ブクログ
【パンダのうんこ、縄文土器、マーシャル諸島、3月の滝業……異文化の大渋滞!】
まず、すごくいいなと思ったのは藤岡さんの異文化に対するスタンス。自分基準で世界を見るのではなく、世界基準で自分を省みることができる人なんだなあ…ということが強く印象に残った。尊敬。
自分の文化の境界線はあくまで自分だけの周りにある。そこに人を無理やり引き込んだり、排除したりしてはいけないんだと思う。
心のモヤモヤした部分をピタッと言語化してもらえた場面がたくさんあって、もっとこの人の作品読んでみたいなって思えた。
その一方で、3月の奥多摩で滝業をして凍えたり、パンダのうんこを掃除したり、ラスベガスで生ハムばかり頼んでしまったり、忍術の体験レッスンに行ったり……とおもしろい話も尽きない。なんだか、おしゃべりが上手な友人の話をお茶しながら聞いてる感じで、とても楽しい一冊だった。