感情タグBEST3
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はやみねかおる名義にはない大人のミステリー。夜に読んだのは間違いだったと思った、怖かった。トリック自体は、あたしが好きなはやみねかおる先生の大胆トリックも盛り込まれてて興奮した。
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児童向けの推理小説を書いてきたはやみねかおるさんが、大人向けに書いた小説です。
この作品は、主人公たちの小学生時代の思い出から書かれていて、自分も小学生の頃に戻った気持ちで読むことができました。やっぱりはやみねかおるさんの小説は、ドキドキ、ワクワクして、本を読む楽しさを思い出させてくれます。はやみねかおるさんの文章が大好きだと、改めて思いました。
主人公たちが大人になった現在の話になると、“闇”の部分が見えてきます。読んでいて、自分ももう子どもではないのだと思い知ります。
ミステリとしてもおもしろかったですが、誰もが持つ可能性のある“心の闇”について考えるきっかけにもなる小説でした。
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夢水清志朗シリーズでおなじみのはやみねかおるさんが勇嶺薫名義で書いた本格派ミステリー。まず、人がばったばったと何人も簡単に死ぬので、「人が死なないミステリー」を児童向けに書いてたはやみねかおるさんの作品とは全く違うと感じた。文体はあまり変わらないだけに、余計にストーリーの怖さを感じる。ラストシーンでは主人公が現実と夢の区別がつかなくなり錯乱した状態で終わっていると解釈したが、どのような解釈の仕方であれ後味が悪い終わり方だった。
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作者の勇嶺薫さん。「はやみねかおる」の名前で児童書を数多く執筆されている方だが今回この著書を初めて大人向けに書かれた。はじめの書き出しも児童書を読んでいるときのような読んでいて大変イメージできる描写で書かれていたが物語が進んで子どもの頃の本を読んで後が気になってどんどん読んでしまう感じがよく出ていた本。あっという間に読んでしまった。
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ずっと昔に読んだのを久々に引っ張り出しました。オチは覚えていたのですけど案外あまり覚えてない箇所が多くて新鮮で、前よりもぞくっとする事が多かったと思います。
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殺人鬼の話。殺人はクセになるという定義の元話は進む。
はやみねかおるさんが大人向けの小説を書くにあたって勇嶺薫という名で出版した小説。児童小説を専門にしている元学校の先生なのだからと思っていたが、怖かった。
精神異常者も出てきて収集がつかなくなっていてそこだけが残念。精神異常者を出してしまうとすべてが妄想でした、ということもありえる。小説や映画などは簡単に原作者に質問などできないので、リドルストーリー含めきちんとわかるように終わって欲しい。
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児童書向けの「はやみねかおる」ではなく、大人向けの「勇嶺薫」の作品。
はやみねかおる特有のテンポで、読みやすいものの、雰囲気は全く違い、なかなかグロかった。
途中の展開、とてもドキドキした。
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小さい頃から「はやみねかおる」さんが大好きだったので、その延長線上で読んでいた。
が、読み進めていくと全くテイストが異なるぞという事に気づいた。
これは「はやみねかおる」ではなく「勇嶺薫」なんだと。
ミステリーというには全体の説明が全て不足しているが、サスペンスホラーというカテゴリであればこのモヤッとしたまま終わる感覚はあながち間違いでは無いのかも。
最後は山田悠介さんに似た怖さを感じた。
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「はやみねかおる」でチラチラと見えていた、或いは魅せられていたかもしれないダークミステリー
どんどんしぬし、どんどんころされる
しにすぎじゃん…ってくらいころされる
赤い夢の中の赤い夢の中の赤い夢をみてしまったのかな…
今まで見せてもらってた赤い夢は、夢水清志郎という、ひとを幸せにする名探偵を案内人としていたから、救いも幸せもあったけど、
きっと今作には案内人がいなかったんだな…
トリック自体は、はやみね先生と言った感じで興奮した
でも頭から尾まで、慈悲はない…
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「人が死なないミステリー」を児童書で描くはやみねかおるが、その部分を解禁して勇嶺薫名義で綴ったミステリー。残念ながら文章そのものは児童書のままだった……。
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初読みです。途中までは本当に読みやすくて面白かった。
後半に入って、どんでん返しっていうの?
エッ?お前だったのか?と思うところから嫌~な空気が漂い始める。
状況が緊迫している上に展開が早くいから問答無用でサクサクと殺されていく。
7人組の独白以外は、ほとんどが「ぼく」によって語られる。
しかし「ぼく」の名前すらわからないで終わってしまった。
そして「ENDING」で余計に訳がわからなくなる。
理不尽だ!ある意味、ドクラ・マグラを連想しました。
何が嫌って、後味が最悪ですよぉ~
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最後の2行をどうとらえるかで結末が変わる作品で、その点はすごいと思った。装丁の関係で、講談社ノベルズ版カバー裏?にあって、こちらの文庫版にはない文があるらしく、文庫化の際に何とかしてそれも含めて収録して欲しかった。
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ストーリーの後半から
怒涛の7人の殺人事件
事件と言うよりゲーム
こんな簡単に殺していいのかと思うくらい
小説だから出来るんだろうな…
色々な伏線が張られていて
どれもわかりやすく
読んでいても「納得!」ってフシが多い。
殺人の量から言って
R15指定だと思う。
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普段児童向けミステリーを書いている方なせいか、
文章が読みやすい。
というよりも子供でも読みやすい文章ではないかと思う。
内容は子供が読むような内容ではないけもしれないが。
犯人や疑うべきところがそのままストレートすぎる気がするが、
流れとしては面白かった。
探偵役(だと思っていた)が頼りない。本来の探偵役ではないからいいのかもしれないが…。
ラストは惜しい…。と思ってしまった。
オチが正直微妙だなぁ…
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子供の頃死ぬほど読んだはやみねかおる。
久々にはやみね節に触れた。
自分が大人になってしまったせいか、はたまた記憶を美化しすぎたせいか、あまり新鮮な驚きはなかったんだけど…でも次々と人が死んでいく描写は相変わらず恐かった。
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ジュブナイルミステリの第一人者、はやみねかおる氏による大人向けミステリ。
さくさく進む読みやすさは流石、子どもに支持されている著者だと感じる。
クローズドサークルに、次々と殺されていく被害者たち。王道中の王道。
中盤の誰が犯人かわからない展開は良かったんだけど、最後が尻すぼみだったのが残念。一筋縄ではいかない人間描写も、詰めが甘かったような。