あらすじ
1989年、筑紫哲也は朝日新聞社を退社し、TBSの報道番組のキャスターに就任する。
「筑紫哲也 NEWS23」。
「編集権」を持つ個人名を冠した初めてのニュース番組がスタートした。
オウム真理教事件、阪神淡路大震災、アメリカ同時多発テロ事件……「23」は激動の現代史とヴィヴィッドに反応し、権力を相対化して自由を体現する拠点となってゆく。
これは、10年以上にわたって筑紫哲也に伴走した著者が意と思を賭けた「23」時代の回想であり、自由なき現代への問いかけである――。
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Posted by ブクログ
どこまでも自由で熱くて、報道に真剣に取り組んでいた筑紫さんが、一緒に「ニュース23」作っていた金平さんの温かい視点で描かれていく。「ニュース23」前の、「こちらディスク」で、出会った筑紫さんは、画面越しにいつも真っ直ぐに、私たちがさまざまな視点で物事を捉えることの大切さを語ってくれていた。エープリルフールに、宇宙人との交信に成功した、という報道をしたことがあり、とてもびっくりさせられたが、そんなユーモアも許される報道側の自由もあったのだと思う。
“筑紫哲也の“とあるだけあって、多事争論など、自分の言葉で誠実に、さまざまなニュースへの彼の意見からは、とても学びが多かった。報道されるままに物事を捉えがちな自分に、違う側面からも考える、あるいは疑問を持つことを教えてくれていたと思う。
ひようひようとしていて、いつまでも青年のような筑紫哲也さん。とても素敵な方でした。