あらすじ
本書は「AIの使い方」の解説書ではない。従来の「真面目さ」や「完璧主義」が足かせとなる時代の、価値観の逆転を説く思考変革の書だ。自分の経験に固執する「自脳思考」を捨て、AIを外部の脳として接続する「他脳思考」へ。旧来のビジネス常識をアンインストールし、AI時代にアップデートするための一冊。
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Posted by ブクログ
・自分の頭の外に正解があるかもしれない、と思えるかどうか
・人間相手であれば気を使って言いにくいようなことも、AIは淡々と事実ベースで指摘してくれます。この「痛い指摘」こそが、あなたを現状から引き剥がし、アップデートさせるための貴重なデータとなります
・自分の得意をAIに代行させてみる。もしAIが自分より速く、精度の高いアウトプットを出してきたら、その時こそが自己否定のチャンスです。「この業務において、自分はもう不要だ」と潔く認め、そのタスクをAIに譲る。そして、自分は空いた手でAIにはできない「次の価値」を探しに行く
・違和感の正体をAIに当てさせる。自分ひとりでは「なんとなく」で済ませていた違和感に、AIが適切な「ラベリング」を与えてくれます。ラベリングされた瞬間、その違和感は「対策可能な課題」に変わるでしょう
・AIを問を深めるためのパートナーとして活用する。「この課題に対して、私が無意識においている前提条件はなにか」「競合他社が絶対についてこないような、意地悪な問いを5つ立てて」といったように、自分の死角にある問をあぶり出す。
・優れた問いを立てたら、必ずAIとともに「解決策」のプロトタイプまでセットで提示するクセを付けてください。問いとは、現状を破壊するためのものではなく、より良い未来を「共創」するための招待状であるべきです
・失敗からデータを取る意識を持つ。仮説なき失敗はただのミス。「こうすればうまくいくはずだ」と言う真剣な仮説があったからこそ、失敗したときに「何が違ったのか」という差分(データ)が得られるのです
・「能力(Can)がない」という壁は、AIの前では無力です
・AIは「過去のデータ」しか知らない
・「How」は客観的に、「Why」は主観的に。
・競争思考の成果は「差」=相手より少し優れていること。しかし共創思考の成果は「総和」=一人では到達できないレベルの勝ちを生み出すことです。競争は「100点満点のテストで一点でも多く摂る」こと。一方共創は「そもそも新しい教科を作り、点数では測れない勝ちを生み出す」ことに近い
・あえてAIに外れ値をオーダーして、イノベーションの種を探る
・正解をわかったうえで別解を探す
・百の議論より一の試作
・手段は捨てても、目的は捨てるな
・仕事とは自分で行うことではなく結果を出すこと
Posted by ブクログ
「分かっちゃいるけど…」で済まない時代が来た。
AIという言葉があふれる今、この本はタイムリーに届いた。テーマ自体はどこかで触れたことのある話も多いが、AI活用という視点で切り取り直されることで、新鮮な危機感として受け取れる。自己啓発本や習慣化の本を読んでも三日坊主で終わってきた人が、この本では違う受け取り方をするのではないか。
「分かっちゃいるけど…」で済まない時代が来た、というリアルな切迫感がある。読み終えて、自分も今の枠からはみ出した何かができないかと改めて考え、小さなアクションを取ってみた。
私が一番好きなのは「おわりに」。魂がこもっていると感じた。