あらすじ
五年ぶりに、別れた妻・通子から電話がかかってきた。警視庁捜査一課の吉敷竹史は「ゆうづる九号」に彼女の姿を見かけるが、翌日、列車内で通子と思われる女性の遺体が発見される。事件の核心には、釧路の原生林に建つ〈三ツ矢マンション〉の殺人事件の謎が立ちはだかり――。全身全霊を捧げて捜査する吉敷刑事は不可能殺人を解き明かせるのか。意表をつくトリックとサスペンス、そして深い人間描写が響き合う傑作、改訂完全版!
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Posted by ブクログ
通子から久しぶりに電話。
汽車で帰るつもり。
ゆうづる?7号か9号かと思って駆けつけるが、乗らなかった。
別れて5年。
9号が出て行く。車両の中に通子を見る。
青森で、ゆうづる9号から死者。
鶴の彫金のスプーンをバッグに所持。
遺書と見えるメモ。
吉敷竹史、現場に行く。
通子の字だった。
スプーンは通子の作品だと思った。
しかし、死体は通子ではなかった。
水戸を出てから仙台まで4時間。その間に殺した。
仙台で降りた客はいない。
盛岡のよく通子と行った喫茶店に行く。
通子から手紙を預かっていた。
自分にもうかかわらないでくれ。自分は病気なんだと。
→吉敷竹史は未練たらたら過ぎだし、通子は構ってちゃん過ぎるのが気になった。
釧路。
女を二人殺して逃げている女。通子。
三ツ矢マンション。一号棟、二号棟、三号棟。
小池くん、頭部を強打され倒れる。
何者もいなかったし、立ち去らなかった。
傍にあった夜鳴き石がすすり泣く音だけした。
凶器なし。
霧は濃い。
雪の日。
大きな音。
夜鳴き石。
鎧兜。
鎧武者遠ざかっていく。
写真撮る。
殺されたのは、二号棟の藤倉次郎の奥さんと、三号棟の藤倉一郎の、奥さん。
藤倉市子、藤倉房子。
2人は刺し違えている。抱き合って死んでいた。
1号棟5階、通子の部屋。
一号棟の管理人、被害者が上がったのを見なかった。
包丁の二本とも通子のもの。通子の指紋。二人の被害者の指紋も。
通子は行方をくらましている。
保険金かかっていた。夫は二人ともアリバイあり。
藤倉令子、行方不明。
写真に、写った鎧武者の亡霊。
雪の足跡なし。
通子の部屋503号室(犯行現場)羽鍵がかかっていた。
肉眼では見えないが、写真には映っていた鎧武者の亡霊。
かつて夜鳴き石の近くでなくなった小池くん、窃盗癖があった。
藤倉兄弟の姉、令子、青森の霊安所。ゆうづる9号の死体。
吉敷竹史、車をぶつけられる。
藤倉兄弟?
風邪と相まって、吉敷竹史、ボロボロ。
藤倉兄弟が通子を殺そうとするところを助ける。
藤倉兄弟逃げる。
通子、ゆうづる9号、寝台にいたはら令子が襲ってきた。もみ合ううちに殺してしまう。
遺書に見えたメモ。以前、部屋で書いたものを藤倉たちにとられた。
通子、藤倉兄弟には何されても文句を言えない理由ある。
通子、死にたかった。令子を殺したし。
藤倉たちに殺してもらおうと思った。
藤倉兄弟と子供の頃からの知り合い。
あの時は、藤倉に弟いた、良雄。
通子、良雄に外で見つけた瓶のなかの水を飲ませた。
良雄、体調悪くなる。医者、農薬かなんか飲んだんじゃないか。
翌日、良雄、死亡。
昔、吉敷竹史の元から去ったのは、東京で偶然藤倉兄弟戸再会した。
藤倉は、通子の部屋の合鍵を作ってた。
子供の頃、藤倉の家に鎧があった。
一号棟と二号棟と三号棟は三角形で結べる。三ツ矢の形をしているので、一号棟から二号棟と三号棟が見える。
ロープで振り子。死体を重し。三ツ矢の角を視点にして、巨大振り子。
市子と房子の死体が飛んでくる。
金属の手すりが鳴ったのが夜鳴き石。
死体に甲冑を着せた。死体がぶつかって損傷しないように。
令子は、通子の部屋で死体を受け取る役。
令子、甲冑で外に出る。
このとき、見られた。
かつて、練習した。レンガで。それでたまたま当たって死んだのが小池くん。
甲冑は一組。一つ死体から脱がせたあと、もう一つの棟に甲冑をロープにつけて送りつける。
このとき、写真に撮られた。
甲冑逆に死体を着せていたので、髪で黒く見えて、空に見えた。
エピローグで、吉敷竹史、通子に、俺は君を待っていると言う。
→ロープの巨大振り子がなんじゃそりゃという感じのトリックではあるが。。振り子の練習でかつて無関係の人が亡くなった事件なども絡んでいたりしているからいいかな(ぶつけ本番だったら、ありえないし)。また、鎧を被せてぶつかっても死体に傷つかなくしたり、夜鳴き石の伏線など色々絡んで複雑になって島田荘司っぽい奇想が完成しているので、★5