あらすじ
一神教・二元論・三位一体・七つの大罪・十戒と十字架・一万一千人の処女殉教者・一三日の金曜日……
キリスト教の秘密は「数」にあり!
キリスト教の成り立ちから、信仰の普遍性と特殊性、そしてキリスト教徒のメンタリティまで、1~13の数字にちなんだテーマを通して複雑かつ多面的な宗教の核心に迫る、意匠を凝らした唯一無二の入門書!
[目次]
はじめに
第1章 一神教のはじまり
第2章 二元論
第3章 三位一体
第4章 四〇年の持つ意味
第5章 キリストの五つの傷
第6章 天地創造の六日目に創られたもの
第7章 七つの罪と赦しと秘跡
第8章 八日は聖母マリアの受胎の日と誕生の日
第9章 九つの天井画
第10章 十戒と十字架
第11章 万一千人の処女殉教者
第12章 一二の星を戴く聖母マリアとヨーロッパ
第13章 一三日の金曜日
終章
おわりに
学術文庫版へのあとがき 無数の地平へ
(*本書の原本『キリスト教の謎――奇跡を数字から読み解く』は、2016年に中央公論新社から刊行されました。)
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Posted by ブクログ
1から13までの数字にちなんだテーマをもとに、キリスト教の成り立ちから神学論争、教義のゆらぎ、聖者や聖遺物崇拝、現代教会史など様々な内容に触れる本。一般向けのごく軽い本かと思いきや、聖書考古学の成果から一神教の成り立ちについて学術的解説をするところから始まるので読む姿勢を改める。この数字はこれに触れてほしかったな、と思うことはあるものの、それはそれだけキリスト教の世界が広いということ。どの章も知らないことがあり、聖書の読み解き、資料や歴史、美術的な話を見ていくだけでも面白いのだが、その奥にあるキリスト教の精神的面にも光を投げかけるような奥行きがあってよかった。信徒的立場と学術的視点、一般的な見方とのバランスも〇。もっと読みたいくらい。