【感想・ネタバレ】贄の森のレビュー

あらすじ

エドガー賞、ブラム・ストーカー賞ファイナリスト

親友の結婚パーティのため、しぶしぶ故郷の寂れた町に戻ってきたリズ。そしてパーティの夜、親友の娘が会場の森で姿を消した。それはリズのトラウマにも関わる過去の事件と酷似しており、恐怖したリズは独自に捜査を開始することに。やがて、この地に潜む恐ろしい秘密が明らかになるのだが……。解説/杉江松恋

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2026年の26冊目は、、エリン・E・アダムスの「贄の森」です。
舞台は、ペンシルベニア州のジョンズタウンです。架空の町と思ったら、どうやら実在するようです。洪水により大打撃を受けたという所もそのままです。
富める者(白人)は高台に貧しき者(黒人)は低地に住んでいるという構図は、いかにもステレオタイプ的だとも思いますが、それが紛れもない現実なのでしょう。
主人公のリズは、黒人で有りながら母親が医師の為、高台に住み、白人が通う学校に通いました。メルという白人の大親友もいます。白人社会の中の異質な存在と言えるリズのアイデンティティと精神の不安定さが、物語の肝と言えます。
リズは、親友メルの結婚式に参列する為、故郷のジョンズタウンに帰省します。森で行われた結婚式の途中で、メルの一人娘キャロラインが行方不明となります。
タイトルに有るように森と森に存在する邪悪なものが、物語の重要なファクターです。
ジョンズタウンでは、以前から6月に黒人の少女が行方不明となり、何人かの少女は遺体で発見されるという事件が続いていました。キャロラインの行方不明も一連の事件に関係しているのかどうなのか?関係しない訳は有りませんが。キャロラインを最後に見たリズは、キャロラインの搜索と事件の真相を追及して行きます。
森に存在する邪悪なものは、好みが分かれるかもしれません。キング程のホラーさは感じないとだけ言って置きましょう。一連の行方不明事件の真相、ミステリー要素の部分は、伏線含めて、良く出来ていると思います。
☆4.5

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2026年07月17日

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