【感想・ネタバレ】警視庁裏金課のレビュー

あらすじ

その裏金は「適切」に使われているのか?

エリートキャリア警察官だけに都市伝説として語り継がれている『警視庁裏金課』。
正式名称は『総務部第九別室』だが、いつの間にか、『裏金課』と呼ばれる存在に。
警視総監、警察庁長官でさえ、恐れおののく、アンタッチャブルなセクションという。
それもそのはず、主な業務は『裏金作り』『裏金の管理』『裏金が適切に使われているかの裏監査』『勝手に作った裏金(闇裏金)の取り締まり』。
さらには、『裏金を用いての正義の執行』だからだ。
警視庁・警察庁・道府県警、警察組織内の裏金関係すべてを取り仕切る闇の部署に所属するのは、十二億円を横領したという室長の美波晃一、記憶が飛びがちな掃除屋の九条屋カオル、領収証の声が聞こえる新人の山田楓子の三名のみ。
今日も『不正な』裏金を見つけるべく、裏捜査に奔走する三人。
ついに国を揺るがすほどの巨大な闇裏金に行き当たるが、いきなり銃弾を浴びせられてしまい!?
ダーティマネーを巡るサスペンス・アクション! 書き下ろし長編。

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Posted by ブクログ

伊藤尋也『警視庁裏金課』小学館文庫。

初読み作家。著者は時代小説を多く書いていたようだ。

コミカルな雰囲気の中で、警察組織の裏金を正しく運用する『警視庁総務部第九別室』、通称『警視庁裏金課』の活躍を描いた連作形式で構成される異色の警察小説。少しゆるい感じがするのだが、締める所はしっかりと締めているので、ダレることはない。

そして、謎を大きな秘めたまま迎える結末。恐らくは、続編があるのだろう。


いつの間にか『裏金課』と呼ばれる存在となった『警視庁総務部第九別室』は、警視総監、警察庁長官でさえ恐れおののく、アンタッチャブルなセクションであり、主な業務は『裏金作り』『裏金の管理』『裏金が適切に使われているかの裏監査』『勝手に作った闇裏金の取締り』とさらには『裏金を用いての正義の執行』だった。

警視庁、警察庁、道府県警、警察組織内の裏金関係の全てを取り仕切る『警視庁総務部第九別室』に所属するのは、過去に警視庁の予算から12億円を横領したと噂される室長の美波晃一、記憶が飛びがちでメモを見ないと伝言を伝えられない、掃除屋の九条屋カオル、領収証の声が聞こえる新人の山田楓子の3名のみだった。


新卒で北杉並署の総務部会計係に配属された山田楓子は、毎日ひたすら刑事たちが提出した領収書を会計ソフトに入力していたのだが、ある日突然、領収書の声が聴こえるようになる。領収書の声により、不正な領収書が識別出来るようになったのだ。不正請求に気付いた楓子は上司の係長を通じて、不正を摘発しようとしたところ、刑事たちに脅される。やがて楓子は『警視庁総務部第九別室』の室長の美波晃一にスカウトされる。

楓子は室長の美波、九条屋と共に不正な裏金づくりの闇を暴き、次々と裏金を『警視庁総務部第九別室』の管理下に組み入れていく。と同時に許し難い裏金づくりの首謀者を九条屋が密かに排除していく。

しかし、楓子たちは決して触れてはいけない『K資金』の存在を知り、警察組織のトップにより生命を狙われる。

本体価格750円
★★★★★

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2026年06月11日

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