あらすじ
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ゆっくりと溶けていく、お菓子の魔法。『王さまのお菓子』に続く、世界のお菓子シリーズ、待望の第二弾!・悲しみも、不安も、ゆっくりと溶けていく―おじいちゃんと孫のサラが織りなす、心あたたまる物語。・文は石井睦美、絵はオーストリアで長年暮らした経験をもつKrimgen。リリカルな文章と異国情緒あふれるクラシカルな絵が響き合い、子どもから大人まで楽しめる作品です。・オーストリア・ウィーンの皇室の伝統菓子「すみれの砂糖づけ」を題材にした物語。『王さまのお菓子』 (文/石井睦美 絵/くらはしれい)に続く、世界のお菓子シリーズ第二弾。サラは、おばあちゃんをなくしてから、ひとりぐらしのおじいちゃんのことがしんぱいでたまりません。ある日、おじいちゃんの家に泊まりにいくことに。すみれをつんでいると、ふしぎなことが起こり……。オーストリア・ウィーンの皇妃エリザベートが愛した皇室の伝統菓子「すみれの砂糖づけ」。石井睦美とKrimgenが喪失と記憶、時間とともに受け継がれていく想いを、美しく描きます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表紙を開くと畑の麦の穂の金色が目に飛び込んでくる。
優しかったおばあちゃんが亡くなり、ひとりになったおじいちゃんのことが気になったサラ。
金曜日の夜には電話で話をするけれど、どうしても心配になったサラは、おじいちゃんのところへ行く。
おじいちゃんが畑のめんどうを見るのをいっしょに手伝いたかったけど、家でゆっくりしておいでと言われ…。
庭のすみれに気づいたサラは、おばあちゃんがテーブルに飾っていたことを思い出し、夢中になってつんでいく。
そのうちにテオドラというすみれの精が現れて、おばあちゃんが作っていたすみれのさとうづけを教えてくれる。
帰ってきたおじいちゃんは、驚きと喜びとで、いろんなことを思い出す。
とても心が温かくなるお話。
すみれの花で砂糖づけができるとは知らなかった。
自然のなかで咲くすみれの可憐な姿と匂いは、オーストリア・ウイーンのハプスブルク家の皇妃エリザベートの心を癒したとあとがきに書いてあった。
すみれのさとうづけのレシピも掲載されている。
すみれに卵白をはけで丁寧にぬり、さとうをまぶして2〜3日、乾燥させる。
すみれの表面がキラキラになれば完成!
☆すみれのキラキラ、綺麗な感じが想像できる
※オーストリアでは、主に香りの強い「ニオイスミレ」の花でつくられる。
Posted by ブクログ
「世界のお菓子シリーズ」の二冊目。
クリームの地に紫の配色が素敵な絵本で、題名からは甘い香りが漂うようです。
去年の夏におばあちゃんが亡くなり、
サラは一人でくらすおじいちゃんのことがしんぱいでたまりません。
おじいちゃんの家にお泊まりにきたサラは、庭いちめんにさくすみれの花にむちゅうになって…。
サラの表情やしぐさの可愛らしいこと!
すみれの精に教わりながらつくったさとうづけはキラキラしてまるで宝石のよう。
さとうづけを一粒おとすと、グラスの中でシュワシュワと音をたて青いろにかわるソーダ水がとてもきれいです。
おじいちゃんはおばあちゃんと過ごした日々を次々と思い出して…。
ひょっとして、すみれの精はアンナおばあちゃん?これからおじいちゃんと一緒にさとうづけをつくる度、思い出の数が増えていくのでしょう!
すみれのさとうづけのつくりかたが後ろに載せてあり、オーストリアでは「ニオイスミレ」の花でつくられるそうです。
絵本を閉じると、小さなサラが買い物カゴを持ったおばあちゃんに手を引かれ、おじいちゃんの家に帰る姿を見つけてじんわりさせられました。