あらすじ
「駆け落ち、しよう!」幼馴染から唐突に提案された、駆け落ち計画とは…。(『サヨナラなんてあるわけないから』)何故かいつも、手袋で左手を隠している長阿弥先輩。その秘密を知りたくて…。(『その左手を掴んで』)人を殺してしまった。赤黒い血の色。だけど後悔はない…。(『この心臓を一途に』)他、全5編。一見何の関係もないそれぞれ別々の物語。しかし、一度読んだはずの物語も、別の物語を読むことで、その見え方が変わってきて…。意外な展開に驚き、泣けて、全てが繋がっていく――。読めば読むほど変化する、5つの物語。
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Posted by ブクログ
よく行くシネコンの階下に未来屋書店が入っています。未来屋書店賞受賞の帯が付いていたので、これも何かの縁かと思って手に取りました。
著者が何歳なのかは明かされていないけど、文体も内容もたぶんお若いんだろうなぁという印象。私の歳ではのめり込めないところはあったのですが、「サヨナラなんてあるわけないから」という一文にいろんな想いがよぎります。別れるなんてあり得ないからという意味にも思えるし、きちんとサヨナラを言える機会なんてそうそうないからという意味にも思える。
バラバラに見えた5つの話が繋がった瞬間は、ちょっぴりジワっと来ました。応援の意味を込めて。