【感想・ネタバレ】読書スタディーズのレビュー

あらすじ

本好きになることはできるか――。
働いていると本当に本は読めないのか――。
読書家はどう本を選び、ハマるのか――。
読書をめぐる俗説や規範を検証し、「孤独な営み」の常識をくつがえす。国内外の膨大な先行研究を軽やかな語り口でひもとく入門書。
三宅香帆さん推薦!

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Posted by ブクログ

「読書は決して『個人的行為』ではない」。
本書は、人々の読書のあり方が社会や制度、さらには読書を支える科学技術の発展によって大きく規定されていることを明らかにしようとするものである。
本書では、読書をめぐるさまざまなテーマについて社会学的な視点から考察が行われている。その内容を要約すると次の通りである。
・読書人口の減少をどのように捉えるべきか、またその調査方法は妥当なのか。
・人が自らを読書家である、あるいはそうではないと認識する要因は何か。
・人はどのような方法で読みたい本へたどり着こうとしているのか。
・人が読書に没入するための条件とは何か。
・現代人が読書時間を確保できるかどうかを左右する要因は何か。
・読書の目的や傾向と、社会学者ブルデューのいう文化資本との関係。
・読書会をはじめとする読書コミュニティの意義。
・社会的地位や人種、経済格差などに起因する読書格差を解消するための取り組み。
・電子書籍やオーディオブックなど、読書関連技術の発展が読書に与える影響。
読書好きの人間にとって、これらはいずれも関心を引かれるテーマである。また、本書を読むことで、自らの読書習慣や読書観を改めて見つめ直す機会を得ることができた。読書を個人の趣味としてではなく、社会との関わりの中で捉え直そうとする本書は、多くの読書家にとって示唆に富む一冊である。

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2026年06月25日

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