【感想・ネタバレ】コンペ荒らしが実践する生成AI「超」企画術 “問いの技術”で勝ち筋を導く7つの創造ステップのレビュー

あらすじ

★生成AIを「アイデア出し」だけで終わらせない7つのステップ
「アイデアを出す」→「アイデアを磨く」→「企画書に落とし込む」→「会議を突破する」→「現場を動かす」→「次に生かす」→「ルーティン化する」という実践的な7つのステップで解説

★現場で磨いたノウハウを体系化
企業からの公募テーマに対してアイデアの共創を行うプラットフォーム「Wemake」で1位を獲得。事業アイデア公募(コンペ)や新規事業提案、ブランド開発、デザイン経営支援の現場で活躍する著者が実践してきたノウハウ

★磨くのは「問いの技術」
「課題を分解する問い」「生活者インサイトを掘り下げる問い」「アイデアを広げる問い」「企画の弱点を見つける問い」……。「何を答えさせるか」ではなく、「どんな問いを立てれば思考が前に進むか」に焦点を当てた"問いの技術"を体系化

生成AIを使えば、誰でも短時間で大量のアイデアを出せる時代になりました。一方で、「それらしい案は出るが決め手に欠ける」「独自性や説得力のある企画に仕上がらない」と感じている人も多いのではないでしょうか。本書は、生成AIを単なるアイデア出しの道具にとどめず、企画の質そのものを高めるための実践書です。
企業・自治体・教育機関で、新規事業開発や商品・サービス企画、ブランド開発、デザイン経営支援などに携わってきた著者が、生成AI時代における企画の本質を「問いの技術」として整理。課題の捉え方から勝ち筋の見極め方、実行可能な提案へ落とし込むまでの思考プロセスを、再現性のある形で解説します。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の清水覚氏は、広告代理店やコンサルティングフォームを経て、2019年から個人事業「オクノテ」を立ち上げて、2026年からは法人化。

感想。
とても良い。超良い。こういうことだと思って夢中で読み進めた。ページ数は380くらいあるけど。文字数は少なめだから、実際は読みやすい。


備忘録。
・なんらかのアイデアを100個出すことは生成AIを使えば数秒でできる。しかし、そこから選び、そのアイデアにかける価値があるのかを判断するのは人間。仮に判断すらAIに任せる場合、その人の役割がなくなる。

・「ゼロから企画」という言葉は実態を正しく表していない。何もないのではなく「未整理」の方が正しい。この未整理の状態を、まずは生成物を使って構造分解するのが良い。いきなり生成AIに答えを要求しない方が良い。

・良い問いには構造がある。①焦点が定まっている、②制約がある(制約は縛りではなく、方向性だ)、③視点のズレがある(普通はこうだけど、、●●だったらどうなるのかな)

・AIを使った企画の基本。①目的を先に決める、②生成AIに役割を与える、③生成AIに条件を明示する、④自分で粒度をコントロールする、⑤必ず問い直す。

・生成物に、敢えて自分に厳しく意見を出させる。例「この企画案の弱点や甘い前提を厳しく指摘してください」。

・擬似ユーザーを演じてもらう。

・コンペの審査役を演じてもらう。

・合意形成の話。企画書が理論の提示であるならば、合意形成は不安の調整である。なるほど。企画書は関係者の理解促進のためであり、合意形成は心理の調整だ。例えば、負担増への不安、既存業務との衝突、責任の所在の曖昧さ、などから摩擦は生じる。

・合意形成のためには、相手の言語に合わせた翻訳が必要。KPIを気にする人にはそこを、投資回収を気にする人にはそこを、などなど。

・WBSなどのタスク表の作成ポイント。①動詞で書ききる、②完了条件を明確にする(どこまでやったら完了なのか。これが曖昧だと仕事が高速回転しない)、③担当者を紐つける。

・人に残された最後の聖域。①優先順位の決断、②結果の責任を引き受けること、③複雑な文脈を読み取ること(沈黙の意味、張り詰めた空気、表情、データの違和感など)、④企画に意味と物語を与えること、⑤曖昧さを扱うこと(予感、雑な仮説、勇気や賭け)

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2026年09月16日

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