【感想・ネタバレ】アロエッテの歌1のレビュー

あらすじ

時は19世紀フランス。とある横丁の旅館にあずけられたコゼート。母は振り返り、必ず迎えに来ると誓うが――!?ホラーの女王・犬木加奈子が、ビクトル・ユゴーに挑むグランドロマン!!「アロエッテの歌」以下「第1章 やむを得ず戦士は言いぬ」「第2章 ひばりと呼ばれた子」を収録。

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私は涙が止まらない…この『アロエッテの歌』は、今はなき漫画雑誌『ホラーM』のかつての連載作品だ。『ホラーM』といえば『ゾンビ屋れい子』『ミスミソウ』をはじめ、エロとグロとホラーとエンターテイメントが詰まった最恐にして最高の雑誌だった…懐かしい!
作者は『口裂け女伝説』や『不思議のたたりちゃん』など、超恐怖漫画を世に輩出した大作家、犬木加奈子。しかし本作は「ああ、無情」を原作とした非ホラー漫画である。
登場人物の飛び出た目玉やカケアミだらけの暗い背景はまさにホラーの絵柄だが、読み進めるうちに「ああ、無情」の世界観とその独特の歪んだ絵柄が不思議な調和を生んでいることに気付く。目玉の飛び出たコゼートもかわいく見える。不思議。
そもそも『アロエッテの歌』は紙で絶版の本である。まず電子で読める感動に一度泣き、読めば中身の感動で二度泣けるというおトクさも魅力。

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匿名

ネタバレ 購入済み

ホラー漫画家の犬木加奈子先生が、フランスの作家ヴィクトル・ユゴーの『レミゼラブル』を原作にして、虐げられる少女を描いていく意欲作。
母親と離れ、ティナルディエ旅館に預けられることになった少女コゼート。しかしそこはコゼートにとって地獄のようなところだった。
早起きしか能がない「ひばりっ子(アロエッテ)」という蔑称をつけられた彼女は、旅館の女将とその娘から執拗なイジメに遭い、心身ともに疲弊していく。
年端のいかない少女にその過酷な運命に抗う術はなく、読者はただそれを黙って見守ることしかできない。
つらい。

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2025年12月04日

( °۳゜;)

小学生の時に同級生が学校に持ってきていた作者の漫画。
当時は恐いものが流行ったりしていた。
作者の書きぶりが凄くて小学生の時は驚き引いていたりもした。
大きくなりこの作者の有名作品を書いているこの作品を読み、この有名作品は幾つか読んでいるが心惹かれた。
この作者は人をビビらせながらも人の感情を揺るがすビビらせかたをする作者である。
と、言ってみたりする(๑・ิ∀・ิ)<ヨキカナ✧

0
2023年06月06日

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