【感想・ネタバレ】なごみの道 日本人はなぜ幸せなのかのレビュー

あらすじ

茂木健一郎が英語で著したベストセラー『The Way of Nagomi』をみずから日本語に翻訳!

不愉快なことは常に人生の一部に過ぎない。良いことと悪いこと、そのすべてのバランスをとることで、私たちの人生はより豊かになる――。この国に古来根付く「なごみ」の精神。落語、懐石料理から「カワイイ」やVTuberまで、古今の日本文化にその真髄を探る!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今年のノンフィクションでベストだ
雑という言葉は多様性、野性、生命
口内調味、おかずとごはん
禅コア 蓮
道は学ぶことによって新しいより良い自分になる

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

逆輸入本
和みを広義に捉え、日本のマインド、文化を伝える良本。
この本を読む前に武士道関連の本を読んだので尚更日本の良さを感じます。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

脳科学者として著名な著者が、英語で著した作品を日本語化され、出版された一冊。
「なごみ」という概念から日本の特徴を表したもの、一言で言えばそうなのですが、なかなか評価が難しい内容です。もともと英語で書かれたものということなので、日本の文化などに興味がある外国人にとっては、おもしろい内容なのかもしれません。現在世界で起こっている問題もこう考えることができれば解決できるのではないか、ということを提示しているのかもしれませんが、自分がこれを読んでそのように感じるかといえば微妙な印象です。『君が代』の歌詞が作者不詳という話から、日本の匿名文化につなげたりとか、居酒屋でサラリーマンが話す内容から、日本の会社組織は心理的安全性があるとか、ちょっと飛躍しすぎている気がしてならないわけですが、これを日本文化の一面と捉えて発信し、日本に興味を持つ外国のかたに刺さるのであれば、それはそれでいいのかもしれません。私も外国の文化を一面的にしか理解していないことも否めませんので、まず知ってもらうきっかけとなることは大事だという視点も重要だと思います。

▼日本人の得意なことの背景に、私は日本人の「生命観」を見る。そして、その核心にあるのが「なごみ」である。調和やバランスを表す大和言葉、「なごみ」こそが、日本人の秘密そのものだと思う。そして、この本で書いたように、「なごみ」は世界の中で今注目されている日本発の概念を生みだす「母」のような存在である。
▼聖徳太子の十七条憲法における「和(なごみ)」の重視、「よみひとしらず」の和歌をもとにした国歌『君が代』のあり方、自分を主張することなく、だからこそ真ん中にある「米」や「酒」の存在感、欠けたことを受け入れて個性を輝かせる「金継ぎ」など、「なごみ」は日本的なさまざまな価値観の中心にある。異なるものを調和させて、バランスをとる「なごみ」の知恵から、「抹茶アイス」や「カツカレー」、そして手塚治虫の漫画や、宮崎駿のアニメが生まれてきた。「なごみ」こそ。日本人の創造性の源なのだ。
▼「なごみ」の5つの柱
①たとえ意見が違っても、人と幸せな関係を保つこと。
②常に自分に忠実でありながら、新しいことを学ぶこと。
③何事も、平穏に実行できること。
④異なる要素を共存させ、調和させること。
⑤日本の生命科学の核心をつかむこと。
▼「なごみ」は、心のバランス、安らぎ、落ち着きといった意味である。
▼「なごみ」は環境との関係を表現したり、コミュニケーションの質を指したりする。料理においては、「なごみ」は、材料をうまく混ぜ合わせ。バランスよくブレンドすること、すなわち「和える(あえる)」ことを意味する。自分自身と世界全体とが調和している時のような、一般的な心の状態を「なごみ」と呼ぶこともある。
▼私たち日本人のアイデンティティの真ん中にある。
▼実際のところ我慢、つまり自制心は、21世紀の人類にぴったりの倫理となりうる。
▼日本では、社会的という文脈の中で「自己」を構築する上で、匿名性は常に大きな意味を持ってきた。名前を秘すること、あえて明らかにしないことが、「自己のなごみ」の大切な知恵となってきたのである。
▼個人の創造性を重視し、作者の永遠の名誉を志向する傾向のある欧米に対して、日本では匿名こそが常に社会的に受け入れられ、時には創造性の最高のかたちですらあった。最も重要なのは、日本の国歌である『君が代』の歌詞は、古今和歌集に収められた「よみひとしらず」の歌に基づいているということである。日本では、「よみひとしらず」、すなわち、作者不詳の和歌が、国歌『君が代』の歌詞にもなるという流れが生まれ得るのだ。
▼人間関係における「なごみ」の精神は、たとえ水面下で意見の相違があったとしても、調和を保つことば何よりも大切だという点に表れる。なごみとは、どんなに軋轢や心のぶつかり合いがあるとしても、決定的な対立は避けるべきだという考え方なのである。

<目次>
第1章 日本人の究極のミステリー
第2章 食のなごみ
第3章 自己のなごみ
第4章 人間関係のなごみ
第5章 健康のなごみ
第6章 生涯学習のなごみ
第7章 創造性のなごみ
第8章 人生のなごみ
第9章 社会のなごみ
第10章 自然のなごみ

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2026年10月12日

Posted by ブクログ

この人英語で本書いているの初めて知った。「なごみ」という、ハーモニーとも訳しがたい概念を英語圏に広める的な本の日本語訳。
口内調味や生涯学習、常若の思想、手入れの思想などなどを紹介し、たとえ意見が違っても人と幸せな関係を保つ、常に自分に忠実でありつつ新しいことを学ぶ、何事も平穏に実行する、異なる要素を共存調和させる、日本の生命哲学の核心をつかむ、というのがこの本の柱。

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2026年09月19日

Posted by ブクログ

調和やバランスを表す大和言葉「和(なごみ)」が日本人の秘密であり、創造の源泉である。

例えば「自然の和」として営まれる里山は、人間と環境との相互ネットワークによって生み出された生態系。その開けた環境だからこそ、クロシジミなどの希少な蝶が繁殖できたりするそうだ。そして盆栽はそれを手元のスケールで再現したものだという。

狭い日本という土地で育まれた、争わず共存する和の思想についてのエッセイ集といった一冊。和がネットワークであるという視点はとても新しかった。

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2026年05月26日

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