【感想・ネタバレ】ラブ・ゾンビのレビュー

あらすじ

『フローズン』の山崎さやかが、沖さやか名義で発表した幻のデビュー作を含めた衝撃の短篇集。純愛からエロティシズムまで、女の真実を描く新感覚エンターテインメント!庵野秀明監督推薦。

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Posted by ブクログ

 わたしの六月はゾンビ月間。
 「ゾンビ」で検索してたどり着いた一冊。
 トゥルーロマンスを口ずさみながら読み始めたら、タイトルのきっかけははたして「筋肉少女帯」だったらしい。
 
 短編集であり、表題作を含め直接的な「ゾンビ」の描写はないし、間接的にも関連は薄い。
 「自分の意志を持たない」の比ゆ的なモノをさらに希釈た表現な印象。
 
 初出を見ると、掲載された雑誌がサンデー系マガジン系出版社を跨いでの収録となっている。
 プロフィールを見ると・・・ああ「ナナコング」の人だったのか。
 当時好きな作品だった。

 ラブであり、ピンクであり、期待にそぐわない程度にはお色気あり。
 性生活を含んだり軽く触れたりしながらの恋愛譚がメインか。
 青春だったり、田舎暮らしだったり。
 よくあるテーマを、よくあるまま表現した布陣。
 
 成年マークもないし、エロ漫画ほどエロくはないが、青年誌メインでありエロ描写を指示されての作品群のようだ。
 よくあるテーマと書いたけど、切り取り方は独特で、何となく心に引っかかる塩梅が心地いい。

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2021年06月21日

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