あらすじ
他人ってなんだろう? 自由ってなんだろう? 記憶ってなんだろう?
難解な専門用語に頼らず、日常生活の言葉を使って哲学のギモンに迫る画期的な対話篇。
刊行から30年、哲学入門の大定番として読み継がれてきた名著が完全リニューアル!
【本書の内容】
1 意識と実在
2 他人の心
3 記憶と過去
4 時の流れ
5 経験と知
6 私的体験
7 規範の生成
8 意味の在りか
9 行為と意志
10 自由
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Posted by ブクログ
当たり前そうなことの根本をこねくり回す感が面白い。存在とは何か、心とは何か、時間とは、意味とは、意志とは、…。対話形式で読みやすい。普段の会話でこんなことしてたら面倒臭い奴だな?暇なのか?になるだろうけど、それがいい。思考実験の過程が面白いし刺激に。どこかで聞いたような話も多いけど。
自由意志と決定論の話は、量子力学とか脳科学とかAIにも触れてほしかったような。偶然(ランダム性)と自由意志は違うは、その辺りも意識してる気もするけど。十分に高度な科学技術は魔法と区別できないのと同様、高度に複雑化した振る舞いは自然現象(決定論)か意志行為(自由意志)か区別できないのでは。単に自由意志が魔法に見えているだけなのかもしれない。今の人類では。昨今のAIの進歩を見ると意識とは?意志とは?の定義が結構揺らいでいる感が。それだけで一冊なので本書のscope外かな。
本書の狙いは謎の提示である。あとがきにあるとおり疑問に思うところもツッコミたくなるところも筆者の想定であり、哲学に興味を持つ入口としては良き。